ツインモーターの『裏モード』あり! ボルボのコンパクトSUV『EX30』は、雪道を意識せず自然体で乗れるEV

公開 : 2026.02.24 11:45

ボルボのコンパクトSUV/EV、『EX30』に雪上で試乗。場所は新潟県の上越妙高駅を起点とした周辺の公道で、当日は雪が舞ってはいたものの路面はほぼドライ、時おり凍っている程度です。編集部ヒライがレポートします。

前日はダウンコートが不要なほどの陽気

ボルボのコンパクトSUV、『EX30』に雪上で試乗する機会を得た。

場所は新潟県の上越妙高駅を起点とした周辺の公道。当日は雪が舞ってはいたものの、前日はダウンコートが不要なほどの陽気だったそうで、路面はほぼドライ。時おり凍っている程度であった。

『ボルボEX30ウルトラ・ツインモーター・パフォーマンス』に雪上で試乗。
『ボルボEX30ウルトラ・ツインモーター・パフォーマンス』に雪上で試乗。    平井大介

EVであるEX30は、シングルモーターの後輪駆動、ツインモーターの全輪駆動というふたつのパワートレインを用意する。念のため日本での現行モデルラインナップをおさらいしておこう。

1:EX30プラス・シングルモーター/航続距離390km/価格479万円
2:EX30プラス・シングルモーター・エクステンデッドレンジ/560km/539万円
3:EX30ウルトラ・シングルモーター・エクステンデッドレンジ/560km/579万円
4:EX30ウルトラ・ツインモーター・パフォーマンス/535km/629万円
5:EX30クロスカントリー・ウルトラ・ツインモーター・パフォーマンス/500km/649万円

1のみがLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを搭載し、航続距離短め&価格抑えめという仕様。今回試乗したのは4のツインモーターモデルだ。

せっかく妙高まで来たので何としても雪上を……ということで、用意された試乗ルートに従い、山道を目指すこととした。なおタイヤは横浜ゴムのスタッドレス、『アイスガードG07』を装着。サイズは245/40R20であった。

クルマも身体の感覚も万全

EX30はほぼ全モデル試乗経験があり、シングルモーター(リストの3)は昨冬に同じ妙高の雪上で乗っている。その時はRWDということで不安もあったが、今回はAWD。雪道自体はこの1週間で既に2回走っており、クルマも身体の感覚も万全だ。

周辺の公道では、スタッドレスを履いている分だけロードノイズや硬さを感じる場面はあるものの、終始平穏なフィーリング。慎重に走っていることもあり、たまに通過する凍結路面も安定感を持って走行することができた。

タイヤは横浜ゴムのスタッドレス、『アイスガードG07』を装着。
タイヤは横浜ゴムのスタッドレス、『アイスガードG07』を装着。    平井大介

コンパクトカーではあるが車重1880kg(総重量は2155kg)ということで、足まわりを硬くする必要に迫られている。しかし逆にEVらしく重心が低く、しっとりとした高級感ある走りにも繋がっている印象。それは高速道路でも感じられ、氷点下の決して油断ならぬ路面ではあるが、引き続き安定感のある走行となった。

インターチェンジを降りてしばらく下道を走ると、ナビが細い脇道への左折を案内した。ようやく雪上に突入だ。

そこはいきなり登り道だったので、一旦停止からの前進を試みたところ、余計に踏みすぎたのか後輪がズルリと右に流れそうになった。すぐにアクセルペダルを戻し、仕切り直し。慎重に前進すると、EX30は難なく走り始めた。

だいぶ走った先でUターンする際、脇道の雪が少し深かったため同じような場面に遭遇したが、そこも難なく脱出。AWD、スタッドレスタイヤの組み合わせということもあり、雪道での実用性は問題なさそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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