トヨタ・シエンタ

■どんなクルマ?

初代シエンタが発売された2003年9月は、コンパクトミニバンが百花繚乱の時代。

当時のライバルにはトヨタのカローラ・スパシオ、三菱ディオン、ホンダ・モビリオ、日産キューブ・キュービックがあり、そのなかでシエンタは比較的ボディが小さく、当時少数派だったスライド・ドアを持ち、丸型ヘッドランプが女性ウケしそう……という特徴を持っていた。

その後、ミニバンも淘汰の時代に入り、コンパクト・ミニバンは販売不振で次々と撤退。トヨタも08年末に出たパッソ・セッテに統合させるカタチで、スパシオとエンタの生産を終えた。

ところが、シエンタは生産終了から約10ヶ月の空白を経た11年6月、なんとマイナーチェンジというカタチで復活! 逆に、シエンタの後釜だったはずのパッソ・セッテがわずか3年強のモデル・ライフで終了したのだった。

トヨタの目論見とはうらはらに、シエンタの人気はとても根強く、既存ユーザーからは “次に買うクルマがない” という声が多かったのだという。

というわけで、紆余曲折の末に約12年ぶりのフル・チェンジとなった新型シエンタは昨今の健康ブームを意識してか、デザインこそスニーカーをモチーフにしたところが新しいものの、基本パッケージは正常進化そのもの。

全長(とホイールベース)を延ばして室内長を広げているが、全幅や全高はほぼ先代のまま。リアドアも当然のごとくスライド式。セカンド下にダイブ・インするサード・シート収納方式も踏襲している。

 
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