ポルシェ911GT3 RS vs マクラーレン675LT
公開 : 2015.08.14 23:50
ハードな設定にするとギュッと引き締まった感覚をもたらすが、今度はウッと声をあげてしまうほどの衝撃が伝わる。峠道を攻めこむとき、ポルシェはあまり好ましくない挙動を示すのだ。
対するマクラーレンは、そんなことはない。ウォーキングのエンジニアいわく、構想の段階で一般道を再優先し、サーキットを2番目に優先したのだという。
使用するマテリアルや外観から考えて、上記のようなコンセプトは馬鹿げていると考える向きもあるかもしれないが、今回の舞台に使用するような峠路を走らせるといかに良き選択だったかがわかる。
マニュアル・モード時のギアボックスの変速もじつに素早い。ほんの一瞬のうちに数段以上シフト・ダウンすることも可能だ。
数カットの写真撮影のために運転していて思った。2台はまったくもって異なったクルマなのだということを。
GT3 RSはサーキット走行の時に、その極めて高い能力を発揮することができる。一方の675LTは、さまざまなシチュエーションに対応できる極めて懐の広いスーパーカーなのである。
その一方で、ドライバーとマシンの間の一体感を感じるのはGT3 RSの方だと感じた。運転していて思わず笑みがこぼれるのはGT3 RSなのだ。
675LTのシャシーとは、密なコミュニケーションが難しい。ピュアではないのだ。
マット・プライヤーが隣でいう。「たしかに優れたクルマも欲しいんだけれど、それよりも人生を楽しみたいんだ」彼の気もちが筆者にはよくわかる。
911GT3 RSは、幅広い使用域における性能の高さを約束してくれない一方で、サーキットをはじめとする特定の場所で、他との圧倒的な次元の違いを見ることができるクルマなのだ。
(マット・ソーンダース)
ポルシェ911GT3 RS
| 価格 | £131,296(2,550万円) |
| 最高速度 | 311km/h |
| 0-100km/h加速 | 3.3秒 |
| 燃費 | 7.9km/ℓ |
| CO2排出量 | 296g/km |
| 乾燥重量 | 1495kg |
| エンジン | 水平対向6気筒3996cc |
| 最高出力 | 500ps/8250rpm |
| 最大トルク | 46.9kg-m/6250rpm |
| ギアボックス | 7速デュアル・クラッチ |
マクラーレン675LT
| 価格 | £259,500(5,039万円) |
| 最高速度 | 330km/h |
| 0-100km/h加速 | 2.9秒 |
| 燃費 | 8.6km/ℓ |
| CO2排出量 | 275g/km |
| 乾燥重量 | 1403kg |
| エンジン | V型8気筒3799ccツイン・ターボ |
| 最高出力 | 675ps/7100rpm |
| 最大トルク | 71.3kg-m/5500-6500rpm |
| ギアボックス | 7速デュアル・クラッチ |
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▶ 海外初試乗 / ポルシェ911 GT3 RS
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