次期メルセデス・ベンツSLはAMGが開発

公開 : 2016.09.10 04:30  更新 : 2017.06.01 00:41

新しい第8世代となるメルセデス・ベンツSLは、AMGパフォーマンス・カー・ディビジョンの設計になると、メルセデスの関係者が語った。

現在、Sクラス・クーペに大きな変更をされたフェイクのボディをまとってテストされているが、この新しい2シーター・ロードスターは、従来のモデルに対してかなりスポーティなセッティングとなると、開発責任者、オラ・カレニウスは語っている。

「もちろん詳細はシークレットだが、新しいSLのエンジニアリング開発はAMGが先頭に立って行っている。」と、メルセデス・ベンツ本部の重要なポストについている関係者は語っている。また、「今日のモデルとはかなり異なるモデルになる。」ともコメントしている。

新しいSLのベースとなるのは、AMGによって準備される新しいプラットフォーム・ストラクチャーだ。内部的にはMSA(モジュラー・スポーツカー・アーキテクチャー)として知られるもので、SLCの後継モデルもこれで設計される。Eクラスに使用されているスケーラブルなメルセデス・ベンツMRA(モジュラー・リア・アーキテクチャー)から多くのヒントを得ているのだという。また、新しいプラットフォームの導入と共に、SLはアルミニウム製のフォールディング・ルーフを捨て、2001年に第5世代以来となるファブリック・ルーフが復活する。

エンジンは3.0ℓV6ターボがメインで、SL400には440psのものが、SL300には369psのものが搭載される予定。また、460psのAMG製4.0ℓV8を搭載したSL500もラインナップのトップ・モデルとして設定される。

更にメルセデス-AMGモデルも2つ用意される。505psを発揮する4.0ℓV8ツインターボを搭載したSL63と、627psを発揮する6.0ℓV12ツインターボを搭載するSL65だ。また、SL400については、他のメルセデス同様に、メルセデス-AMG SL43として、AMGのバッジとチューニングを受けたモデルになる可能性もあるという。

新しい第8世代のSLの登場までには、少なくとも後2年の時間がかかると思われる。



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