次世代型メルセデス-AMG SL63のテスト車両をキャッチ

公開 : 2016.09.07 04:30  更新 : 2017.06.01 00:41

次世代型のメルセデス・ベンツSLの登場はまだ随分先のことだが、そのテスト車両の姿をスパイショットに収めることができた。

現行のSLは2015年末にフェイスリフトをうけたばかりなので、メルセデスのモデルサイクルを考えれば、新型車が発表されるのは少なくとも2年以上先のことと思われる。

現在のラインナップでは、E63Sと同じ585psを発揮するエンジンがSL63には搭載されている。それゆえエントリー・レベルのAMGチューンを施す新世代型SL63は、E63と同じ最高出力が与えられると考えるのが妥当だろう。その場合、4.0ℓV8ツインターボのスペックは、最高出力は611ps、最大トルクは86.7kg-mと想定される。

メルセデス-AMGの63および43は、レンジごとにそれぞれ同じV8またはV6エンジンを採用するのが通例だ。ただ、新世代のSLにそもそもメルセデス-AMG43がラインナップされるのかどうかは、いまのところ判断に苦しむ。

メルセデス・ベンツのスポークスマンは、開発初期の現段階では情報が乏しいとしながらも、SL400が43レンジと同じエンジンを採用しているのだから、SLのラインナップにAMG43が追加される可能性は低いと考えている。

それにもかかわらず、もしもSLに43のバッヂが与えられるのなら、SL400とのリプレースになることはほぼ明らかだ。さらには、AMGがV12エンジンを生産し続けているのだから、フラッグシップのSL65が再登場するというのも、なかなか現実的な話である。

メルセデス-AMGのテスト車両と思われる今回の個体は、Sクラス・クーペのボディを架装しており、短いホイールベースと改良型のリア・ウインドウを特徴としている。一部には、これはメルセデスの新型車の開発車両だという声もある。


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