エクストレイル ガソリン車は英国で少数、メリットも小さく 試乗記

公開 : 2017.09.29 17:10  更新 : 2021.04.22 13:28

どんな感じ?

高速でなければガソリンのメリットなし

やや実用主義のミッション・ステートメントによると、このクルマを運転するのに気を遣う必要は全くないとのこと。どのエンジンを選択しても、エクストレイルは、快適で、その大きさに反して、気持ちいい回頭性を示し、気難しさを排した巡航性能を約束する。

日産は、風切音と特徴的なディーゼルエンジンの騒音の改善に努めるべきでだと思うが、ステアリングの操舵感や締め上げられた車体コントロールといった項目が余り意味をなさないのであれば、それらはあなたにとって問題になることもないだろう(実際にそういうオーナーは少なくないはずだ)。

163psを発生するDIG-Tが搭載するガソリンエンジンは、柔軟性の面でも、パワーでも勝る、ほかのふたつのディーゼルエンジンと比較にならない。24.5kg-mの最高トルクは、2000rpmという低回転で発生するが、2.0ℓのディーゼル・エンジンは同じ回転域で、さらに14.2kg-mのトルクを苦も無く発生する。

経済的なエンジンではないうえ、ディーゼルモデルのように、エクストレイルの英国における売れ筋を占めるモデルに搭載されるエンジンでもない。

たしかにガソリンエンジンのパンチのなさを挽回するのは、よく躾けられたエンジン音だろう。とはいえ、最も調律されたエンジンには程遠い。気力がなく、単調なエンジンに鞭打つも、その効果はそれほどでもない。購入者の15%しか、低オクタン燃料を使用しないだろうという英国の日産の予想もうなずける。

ガソリンエンジン車を選ぶなら、その活動の場を、舗装路に限定すべき。だからといって、ほかのクルマを追い越す必要性にも駆られないはずである。

しかしもしあなたが、このクルマで高速道路中心に距離を重ねるつもりならば、その真値を発見することができるはず。郊外で走行した時の燃費は、リッター16.2kmであり、2.0ℓディーゼルモデルのリッター17.7kmに迫る。

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