長寿車ランキング 世代交代なしに10年以上続いたモデルとは 後編

公開 : 2018.02.07 11:40  更新 : 2021.03.05 21:43


フォルクスワーゲン・タイプ2:64年(1949〜2013年)

ワーゲン・バスやコンビという呼び名が一般的なタイプ2は、オランダのインポーターが、ウォルフスブルグ工場で使われていたパーツ運搬車のプラッテンヴァーゲンを販売したいと申し出たことから開発が始まった。欧州では商用車ユースが主体だったが、アメリカではキャンパー仕様が人気を博すことになる。

後継車種のカラベルとトランスポーターが導入されても、メキシコやブラジルといったラテンアメリカ諸国で生産は継続。これは後に、エンジンを空冷フラット4から80psの水冷直4に換装している。水冷モデルのラジエーターは、フロントに設置された。

ブラジルでは2010年代初頭まで販売好調だったが、新たに導入されたエアバッグやABSの義務化に対応するコストを惜しんで生産終了が決定される。最終生産分の600台は、ラストエディションと銘打った特別仕様車の一部で、ブラジルでのみ販売された。累計生産台数は1000万台を超える。

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