ラジコン、ここまで進んでいた 英LMP12に潜入 緻密さ、まるでF1?

2018.03.04

最先端をいく電気技術の結晶

そのスパシェットは謙虚にいう。「勝つ秘訣などないんです」

クルマを裏返しにして手に乗せ、仕上げの調整をしながら続ける。「クルマの力を最大限に引き出し、コースでのマシンの挙動に操縦スタイルを合わせていくという感じですかね」

もってまわった言い方に聞こえるかもしれない。だがスパシェットをはじめとするレーサーたちが操る現代のRCカーは、実は最先端をいく電気技術の結晶なのだ。

例をあげると、
・回生ブレーキ
・プログラムで回転数に応じて周波数/タイミングを変えられるモーター
・スピードコントローラー(主にECU)とモーターの温度を70℃以下に保つためのヒートシンク
・ジオメトリー調整式のサスペンション

動力源は携帯電話やノートパソコンと同じリチウムイオン電池。RCカーには1個で十分だ。

もうひとり。ここにいるマーク・スティレスは、レースへの情熱を日々の仕事にも活かしている。

BRCAで何度も勝利をものにしたマーク・スティレスは、ルノー・スポールF1チームの機械設計技師だ。もっとも、皆さんがこれを読んでいる頃には、ライバルだったルイス・ハミルトンがいるメルセデスに移っているはずだが。

話を聞いてみよう。

 

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