スバルWRXファイナル・エディションに試乗 歴史や今後に思い馳せる

2018.03.04

サマリー

スバルWRX STiも、ついに世界ラリー選手権のルールと厳しさを増す排ガス規制に追い詰められてしまったようです。英国編集部のマット・プライヤーが最後の花道に「ファイナル・エディション」を連れ出します。締めくくりには考えさせられるものがあります。

もくじ

ひとつの時代の終わりがきた
英国でのインプレッサの物語
古典的に感じさせるところ
アナログ的な機械とのつながり
「愚かにもそれを見過ごしてきた」
WRX復活、希望はあるか
スバルWRXファイナル・エディションのスペック

ひとつの時代の終わりがきた

見納め。かつてスバルや三菱の屋台骨を支えたラリーレプリカもこれで最後になる。WRX STiファイナルエディションは、かつてインプレッサとして知られたこのクルマの最後を飾る合計150台の最終モデルである。この後に続くものはない。

ここまで長くかかったというべきだろう。2011年に三菱はエボXが最終モデルになると言い、結局は本当にそれがスバルWRXと三菱エボの終わりの始まりだった。

スバルはWRXの存在意義であり、その車名の由来ともなった世界ラリー選手権から既に撤退している。つまり、ロードカーのホモロゲーションが不要になった以上、この日が来るのは決まっていたのだろう。

われわれはこの四半世紀でラリーレプリカ・モデルの誕生と成長、そしてその終焉を目撃したことになる。

もちろん、このWRX STiスポーツセダンと同じくらい、もしくはもっとパワフルなクルマとなれば依然として無視することなどできないが、それでもWRXには何か特別なものがあるのだ。

だからこそ、われわれはスコットランドまでやって来た。スコットランドの道は空いていて広く、さらに挑戦し甲斐があって、まさにスバルのための道のようだ。ここでこの最終モデルを試してみれば、われわれが何を失い、そして何を惜しむことになるのかがわかるだろう。

 
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