意外? BMWエンジン搭載のクルマたち 前編

公開 : 2018.04.29 06:10

ロールス・ロイス・シルバーセラフ

1998年のロールス・ロイス/ベントレー買収合戦では、一旦はフォルクスワーゲンに軍配が上がったが、のちにロールスのみがBMW傘下へ入るという決着を見る。そんな最中に発売されたシルバーセラフは、会社のゴタゴタとは無縁に販売面で成功を収めたモデルだ。1998年の登場で、750i譲りの5.4ℓV12は331psを発生。大柄なサルーンを225km/hまで、ほとんど音も無く走らせる。

このエンジンは先代のシルバースピリットに比べ飛躍的な技術の進歩をもたらした。しかしながら、それだけではセラフを延命させるに十分ではなかったようで、2001年に1570台で受注を終了する。そのあとに待ち構えていたのは、もちろんファントムのデビューである。

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