新型RAV4、さらなる高みを目指して

英国にて新型RAV4の予約受付が開始した。2万9635ポンド（426万円）から始まる前輪駆動モデルは4月から、3万3430ポンド（480万円）から始まる4輪駆動モデルは5月から販売される。

新型RAV4は今年開催されたパリモーターショーで欧州プレミアを果たした。発表の場でチーフエンジニアの佐伯禎一は「先代に比べ、更にSUVテイストになっています」と話した。

北米での売り上げはトップレベルで、競合車種のフォード・クーガや日産キャシュカイよりも販売が好調にも関わらず、トヨタはより高みを目指して行くつもりだ。

佐伯禎一は「現行モデルが成功したとは思っていません。本当に成功した時は、これ以上改良の余地がない時だと思います」と説明した。

内外ともに先代モデルよりも大幅に進化

新型RAV4はトヨタのTNGAプラットフォームを採用。ローンチ時は新開発の2.5ℓハイブリッドエンジンのみが用意され、前輪駆動モデルでは218ps、4輪駆動モデルでは222psを出力する。

英国市場にもともとあった、ディーゼルモデルは廃止され、2.5ℓハイブリッドとは別のハイブリッドモデルが今後追加と予想。新型カローラに採用されている1.8ℓか2.0ℓのどちらかが採用されるだろう。

先代モデルに比べ、新型RAV4は快適性を重視するために全幅とホイールベースを拡大したが、全高と全長は小さくなっている。内装では高級さが増し、トランク容量も拡大された。

競合車である日産キャシュカイとの「英国で最も売れているコンパクトSUV」の称号争いに勝てるかは、じきにわかるだろう。

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