より逞しく力強く! 新型『トヨタRAV4』のアウトドア志向を高めたモデル『アドベンチャー』 気になるライバルの動向

公開 : 2026.06.23 11:45

トヨタのミッドサイズSUV『RAV4』。6代目となる現行型は昨年5月にワールドプレミアされ、12月に日本仕様が発表、発売されました。その中でアウトドア志向を高めたモデル『アドベンチャー』を篠原政明が取材します。

ワールドプレミアから1年以上

トヨタのミッドサイズSUV『RAV4』。6代目となる現行型は昨年5月にワールドプレミアされ、日本仕様が発表、発売されたのは12月。そして今年2月にはPHEVモデルが追加設定されている。ワールドプレミアで実車を見てから1年以上、ようやく実車を取材する機会を得た。

RAV4のこれまでについて、簡単におさらいしておこう。

昨年5月にワールドプレミアされ、12月に日本仕様を発表された6代目となる新型トヨタRAV4。
昨年5月にワールドプレミアされ、12月に日本仕様を発表された6代目となる新型トヨタRAV4。    山本佳吾

初代がデビューしたのは1994年。曲線を活かしたコンパクトなSUVで、乗用車から乗り換えても違和感の少ない、いわゆるクロスオーバーSUVの先駆けのようなモデルだった。木村拓哉さんをCMキャラクターに起用したことで、若い女性からも人気を集めた。

5代目は再び日本でも発売

RAV4は海外市場を意識して代を重ねるごとに大きくなり、2013年に登場した4代目の日本導入は見送られた。しかし、日産エクストレイルマツダCX-5など、ライバルの国産ミドルサイズSUVが人気を集めてきたこともあり、2018年に5代目となったRAV4は翌2019年に再び日本でも発売される。

クロスオーバーSUVというコンセプトは変わらないが、アウトドアも意識したコンベンショナルなSUVらしい力強いデザインやハイブリッドなどのパフォーマンスで、日本でもRAV4人気が復活した。ちなみにアメリカで、2025年に一番売れた日本メーカーのクルマは、RAV4だった。

ワールドプレミア会場に並んだ、歴代トヨタRAV4。
ワールドプレミア会場に並んだ、歴代トヨタRAV4。    トヨタ自動車

今回取材した新型RAV4は、アウトドア志向を強めた『アドベンチャー』(Adventure)というグレード。日本仕様の新型RAV4には、このほかに標準仕様の『Z』と、スポーティ仕様の『GR スポーツ』が設定されている。

パワートレインは、2.5Lの直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドで、さらにリアアクスルにもモーターを搭載した電気式4WDのE-Fourとなる。

より逞しく力強くなったイメージ

先代RAV4が日本に導入された時、『成長期だった高校生がアメリカに留学して、逞しくなって帰ってきた』という印象を受けたのだが、新型RAV4は『日本に戻ってからもトレーニングを忘れず、より逞しく力強くなった』イメージだ。

サイズは先代とほとんど変わらないが、取材車のアドベンチャーは専用の大型アーチモールなどの関係で、他グレードより少し車幅が広い。基本的なスタイリングは先代を継承し、フロントまわりは最近のトヨタ車に共通のハンマーヘッドを採用。バンパー一体グリルはアドベンチャー専用デザインで、個人的には、このグリルが一番好きかなと思う。

サイズは先代とほとんど変わらないが、取材車のアドベンチャーは他グレードより少し車幅が広い。
サイズは先代とほとんど変わらないが、取材車のアドベンチャーは他グレードより少し車幅が広い。    山本佳吾

乗り込めば、水平基調で視界の良いインパネには12.3インチのTFTカラーメーターや12.9インチのディスプレイオーディオが備わり、現代のSUVらしい佇まいでハードなイメージは薄い。インターフェイスは操作性、視認性とも良好だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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