ポルシェ・ボクスター（1996-2004）

ボクスターというモデルがなければ、現在ラインナップされているさまざまなモデルはすべて存在していなかっただろう。

最後の空冷911が発売を終了していたら、水冷エンジンをミッドに搭載するボクスターはポルシェにとってそれほど重要なモデルにはならなかっただろう。ボクスターは当時まだ発表されていなかった996とフロント部分を共有し、コスト削減を図っていた。

1970年代の914以来初めてとなるロードスターモデルで、1996年に発売された際にはショールームに客が殺到した。初代ボクスターは約16万台が販売され、ポルシェに資金とオーナーの年代層の拡大をもたらした。

2.5ℓの初代エンジンはパワー不足だと批判されたが、途中でエンジンを大型化することで8年にわたって魅力を保った。

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