メルセデス-AMG GT 73か 800ps超えの4ドア・ハイブリッド、2020年に登場へ

公開 : 2019.06.03 12:20

0-100km/h加速 3.0秒以下か

GTコンセプトのパワートレインは、AMGの4.0ℓV8ツインターボ・ガソリン・エンジンに加え、フロント・アクスルに1基の電動モーターが搭載されていた。ムアース社長によると、その合計出力は「最高600kW」すなわち816psになるという。直接比較されることになるポルシェパナメーラ・ターボS E-ハイブリッドは、たったの680psに過ぎない。

ハイブリッド・システムの搭載による重量増は避けられないにせよ、GT 73は0-100km/h加速3.0秒を切る性能となるに違いない。GT 63 Sの0-100km/h加速は3.2秒だ。もちろん、加速性能に優れるだけではない。このシステムは電気のみで最大50kmの距離を走行可能であるため、燃費も他のAMG GTよりはるかに良くなるはずだ。

「73」という名称は歴史上、AMGの最もパワフルなクルマの中でも数少ない選ばれたモデルのみに与えられてきた。その中で直近のモデルは、1990年代のR129型SLクラスで超稀少な(生産台数50台)7.3ℓV12エンジンを持つSL 73だった。その自然吸気エンジンは後にパガーニ・ゾンダのパワーユニットとしても採用された。

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