【詳細データテスト】ポールスター1 長いEV走行距離 高速域では快適だがやや非力 もっと軽ければ

公開 : 2020.10.31 18:50

購入と維持 ★★★★★★★★☆☆

既存のやりかたに挑戦的なポールスターの姿勢は、クルマの売りかたにも表れている。直接購入するのではなく、諸費用込みのサブスクリプションでサービスを受けるのだ。これには車両のデリバリーやピックアップ、代車のレンタルなども含まれる。

また、グレード展開がないというのも斬新だ。13万9000ポンド(約1946万円)もの金額を払うのだから、もっともな話でもあるのだが、高価なオーリンズのダンパーやバウワース&ウィルキンスの15スピーカーオーディオは標準装備。ドライバーアシストの類もフル装備で、21インチホイールは3種類のデザインが追加コストなしで選べる。

残価率は、ポルシェのフルEVであるタイカンほど高くはない。それでも、4年後の予想が50%を上回るというのは悪い数字ではない。
残価率は、ポルシェのフルEVであるタイカンほど高くはない。それでも、4年後の予想が50%を上回るというのは悪い数字ではない。

ボディカラーは5色展開で、マット仕上げにした場合のみ4500ポンド(約63万円)のプラス。これがこのクルマ唯一の有償オプションだ。

ゼロエミッションでの航続距離も魅力のひとつ。今回のテストでは、フル充電で113kmほどだったその距離なら、日常使いは十分に賄えるはず。ハイブリッドモードなら、燃費は14km/Lを超える。これだけのパフォーマンスを持つクルマとしてはみごとな数字だ。

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