【アルヴィス誕生100周年】オーナーズ・ミーティングに集うアルヴィス 12/50からTA21まで 前編

公開 : 2020.12.06 07:25  更新 : 2021.03.05 21:04

アルヴィス・ファイアフライ(1933年)

オーナー:デビッド・ウェブスター

現オーナーのフェブスターは、息子のラッセルとともに、1933年製のファイアフライでビスター・ヘリテージに乗り付けた。「19歳のときに、祖父の協力で手に入れました。お金を作るため、オースチン・セブンを売って」

アルヴィス・ファイアフライ(1933年)
アルヴィス・ファイアフライ(1933年)

「それ以来、毎日運転しています。昔は外に停めていたので、冬の間は雪に覆われていました」。と振り返る、オーナーのウェブスター。

「当時ダンロップで働いていて、24kmの距離をアルヴィスで通勤していました。路上駐車していたら、目の前に停められた女性が気に入らなかったらしく、クルマの中が石炭でいっぱいになっていたことが・・。それ以来、二度とそこには停めていません」

「妻と結婚するより長く、このクルマと一緒にいます。プロポーズも一緒。スコットランドやシェトランドなど、英国中を走りました。オーストラリアでのアルヴィス・ツアーというイベントにも参加しています。コンテナに積んで、運んだんです」

「素晴らしいクルマです。過去にクラウンホイールとピニオンが壊れましたが、自走で帰れなくなったこともない。1970年にイベントで他人に貸したら、ビッグエンド・ベアリングがだめになり、別のエンジンに載せ替えています」

「10年前にオリジナル状態に戻し、少し手を加えて速くしています。標準はセミ・ダウンドラフトのキャブレターが1基だけですが、今はツインキャブレター。当時の部品で組んでいるので、内容としては正しい。元の状態にも戻せます」

「プリセレクター・トランスミッションが付いていて、運転は爽快です。変速が遅く、エンジンのパワーも無駄になるという意見は多いですが、実際はそんなこともありません。適切に操作すれば、ロータリー交差点も速く抜けられます」

アルヴィス・シルバー・クレスト(1937年)

オーナー:フィル・ガン

1937年製のシルバー・クレストは、たった3台のみが作られた、最も珍しいアルヴィスの1台。歴代モデルの中で強い人気を誇るわけではないものの、ビスター・ヘリテージに来場するのに相応しいクルマだ。

アルヴィス・シルバー・クレスト(1937年)
アルヴィス・シルバー・クレスト(1937年)

「現在生き残っているシルバー・クレストは、おそらく1台のみ。これは、当時のオーナーの奥さんが気に入らず、購入から25年後に処分されたようです。1996年にオークションにかけられ、とある男性がレストアするまで、所在不明でした」

「シルバー・クレストが復活すると、男性はアイルランドに移住。戦前のクルマに強い関心があったわたしは、そこでこのアルヴィスを目にしました」。と経歴を説明するオーナー。

「できる限り、運転するようにしています。レスターの街からここまで、110kmほどあるのですが、問題なく走れました。ロックダウン中は、地元のホームセンターやスーパーへの買い出しに使っていましたよ」

「結婚式にも使っています。もっとクルマに活躍させたいという気持ちを表現するために。でも、今年は何もできていませんけれどね」

トライアンフ・スタッグというクルマも、金食い虫だと考えていましたが、シルバー・クレストはもっと酷い。エンジンのリビルトを5年前にしていますが、まだ支払い終えていません。でも、コスト以上の仕上がりでした」

「買うべきだったのか、と自問することもありますが、最高の愛車です。英国コーチビルダーのクロス&エリス社製ボディは、沢山の注目を集めます。運転していて楽しげにクルマを見てくれる人を目にすると、こちらもうれしくなります」

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