【詳細データテスト】レンジローバー・イヴォーク 重さを感じない乗り味 常用域では上品でパワフル

公開 : 2021.02.20 20:25

新型イヴォーク初のロードテストは、PHEV仕様で実施。バッテリーとモーターを追加した重さを感じさせないハンドリングや乗り心地、スムースなパワートレイン、高い静粛性など、高価格も納得のクルマに仕上がっていました。

はじめに

2018年も終わりが近づいた頃にデビューしたレンジローバーの2代目イヴォークは、それ以降も慌ただしくバージョン追加を行なってきた。2019年春にはRDE2排ガス規制に適合した新型ディーゼルエンジンを投入し、2020年夏に今回テストするプラグインハイブリッド(PHEV)のP300eが発表されている。

その直後、2021年モデルへの更新では前者でアップデートを実施。インフォテインメントシステムやアクティブセーフティシステムを刷新し、最上位グレードのオートバイオグラフィーを新設している。

テスト車:レンジローバー・イヴォークP300e RダイナミックHSE
テスト車:レンジローバー・イヴォークP300e RダイナミックHSE    OLGUN KORDAL

L551世代のイヴォークは、これまでどのバリエーションもロードテストに諮っていないので、かなり走り込んだ。それ以前にわかっていたのは、ライバルたるプレミアムブランドのコンパクトSUVたちを決定的に蹴散らした、比較テストでの結果だ。そのときのテスト車は、デビュー直後のディーゼル仕様だった。

しかし、今回のPHEV仕様の結果は、このクルマにかかる責任の重大さを考えれば、これまでのどのバージョンよりも重要だといえる。かなりの販売台数を稼がなければ、欧州のあまりにも厳しいメーカー単位のCO2排出量規制をクリアし、EUからジャガー・ランドローバー(JLR)に多額の制裁金が課せられるのを回避できないからだ。

ランドローバーによれば、このクルマはさらにリファインされたイヴォークだ。より運転しやすく、先進的で、サステイナブルで、上質なのだという。それだけでなく、先代よりずっと性能が高いともされている。

現行モデルでプラットフォームが刷新されているが、そのパッケージングの巧みさがPHEVモデルで余すところなく明らかになろうとしている。PHEVとしてみても、競合する多くの電動化技術を備えたコンパクトSUVの及ばないものを提供してくれる。詳しくは、順を追って説明していこう。

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