【価格アップは必至か】新型トヨタGR 86 「エントリーグレード」設定は? 予想

公開 : 2021.04.12 05:45  更新 : 2021.10.27 21:48

新型トヨタGR 86は排気量が拡大され、価格アップは必至。排気量据え置きの廉価グレードがあったら面白いかも……。

新型のスタート価格アップは必至

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

4月5日に日本仕様が発表となった新型86。従来型はトヨタ86であったが、新型はトヨタ・ガズー・レーシングが展開するスポーツカーシリーズ「GR」ブランドからリリースすることが発表されている。

GRブランドからは多くの方がご承知のとおり17年ぶりの復活となったGRスープラと、WRCに参戦することを前提として誕生したホモロゲーションモデルであるGRヤリスがリリースされており、今回発表されたGR 86が第3弾ということになる。

トヨタGR 86
トヨタGR 86    トヨタ

当然ながらスポーツカーシリーズということで、従来の86よりもよりスポーティな味付けがなされることは想定の範囲内であり、従来型に存在していた「86 GR」や「86 GRスポーツ」に近い存在となるのではないだろうか。

先日発表されたスペックでは、エンジンは2Lから2.4Lへ、装着ホイールも17インチから18インチへとインチアップがなされており、このスペックが上級グレードのものだったとしても、スタート価格のアップは避けられないというのが大方の予想である。

一説にはスタート価格は300万円ほどからになる、といううわさもあり、従来型のスタート価格が267万1900円(最終型の価格)であったことを考えると、いささか高額になりすぎてしまったという印象はぬぐえないというのが正直な感想である。

エントリーグレード設定の可能性は?

「スポーツカーは、カルチャーです」というコピーで登場した初代86のファンに喜んでもらえるモデルとして登場する新型だけに、一部の人だけが楽しみを享受できるモデルになってしまうというのは悲しいところ。

それだけに、実はもっと廉価で購入できるエントリーグレードが存在している、という可能性はないのだろうか?

トヨタ86(初代に設定された「RC」グレード)
トヨタ86(初代に設定された「RC」グレード)    トヨタ

ただ、廉価といっても初代86のデビュー時に存在していた、無塗装バンパー、スチールホイール、エアコンレスで200万円切りというような実用性のないものではなく、普段も使えてスポーツカーらしさを実感しながらも、安価というものが理想であることはいうまでもない。

幸いにも、すでにGRスープラにはトップグレードのRZよりも230万円以上安価なSZが、GRヤリスにはRZ「ハイ・パフォーマンス」よりも190万円以上安価なRSがそれぞれ用意されている。

どちらもトップグレードに比べるとパワートレインが異なってはいるものの、基本のボディは共通であり、エンジンよりシャシーが勝っているというスポーツカーらしい走りは十分楽しむことができるスペックに仕上がっている。

もちろんエアコンやオーディオといった快適装備もオミットされることもなく、普段使いも十分できるポテンシャルも持ち合わせているのだ。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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