ホンダ、インドネシアで新四輪車工場の建設を開始

2012.06.05

ホンダのインドネシアにおける四輪車生産販売合弁会社であるピー・ティ・ホンダプロスペクトモーターは、6月4日に、新四輪車工場のくわ入れ式を行なった。式典には、インドネシアの工業省高官を来賓としてお招きし、ホンダからは代表取締役社長の伊東孝紳が出席した。

この新工場の年間生産能力は12万台で、急速に拡大するインドネシア市場に対応するため、2014年中の稼働開始を予定している。生産機種は、アジア市場向けに開発されたブリオに加え、ブリオをベースとした多人数乗りMPVを計画しており、インドネシア乗用車市場の大半を占めるMPV市場に向けた商品を拡充することが狙いだという。

投資額は約3兆1,000億ルピア(約270億円)で、立ち上げ時の従業員数は約2,000名を予定。これにより、年間生産能力6万台の既存工場と合わせたHPMの年間生産能力は18万台となる。

更に、現地での開発力を高め、高効率な生産体制を構築し、現在約50%であるインドネシアにおける部品の現地調達率を約80%まで高めることにより、高品質な製品をスピーディに、しかも廉価で販売できるようにする。

インドネシアでのブリオの発売は、タイからの完成車輸入により、2012年中を予定。2013年よりインドネシア向けブリオの生産を既存工場で開始し、2014年からは新工場に移管する予定となる。

ホンダの代表取締役社長、伊東孝紳は下記のようにコメントしている。

「インドネシアは2011年にアセアンの中で最も大きな自動車市場となり、Hondaにとっても大変重要な市場です。新工場の稼働により、インドネシア経済に貢献するとともに、BRIOや他の新型車など、インドネシアのお客様が求める商品を、早く、安く、低炭素で供給していきます。」

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