3代目日産リーフに『ニスモ』登場! マグマのような赤がパフォーマンスのシンボル 「性能を向上させるためのデザイン」で各部をチューン

公開 : 2026.07.22 15:00

7月22日、日産は3代目リーフの『ニスモ』バージョンを発表しました。リーフ・ニスモは先代で初めてパフォーマンスブランドを冠したEVとして登場するも、モデル末期は販売に苦戦したといいます。篠原政明が最新作を紹介します。

2代目で初登場も魅力不足で人気は失速

7月22日、日産自動車(以下、日産)は『リーフニスモ』を発表し、同日より発売した。リーフは初代が2010年に発売された、日産の『メインストリームEV』だ。現行型は今年1月に発表された3代目となる。

2018年、2代目リーフに初めてパフォーマンスブランドを冠したリーフ・ニスモを投入。発売後の初期はニスモによるデザイン、ハンドリング、加速感が高評価を受け販売構成比の10%超を記録したが、モデル末期では60kWhバッテリーの設定がないことや充電性能、航続距離、そして内装の魅力不足などで、人気は下降していたという。

07月22日、日産は『リーフ・ニスモ』を発表し、同日より発売した。
07月22日、日産は『リーフ・ニスモ』を発表し、同日より発売した。    日産自動車

そこで新型リーフ・ニスモの商品コンセプトは『俊足のインテリジェントスポーツクロスオーバー』として、『サイレントダイナミズムの驚き、都市を駆けるグライダーの爽快感』を目指した。

ドライブモードのスポーツは『ニスモ・モード』に

ベースは標準車の『G』グレードで、駆動モーターの出力アップこそ行われていないが、ドライブモードのスタンダード、エコ、スポーツを専用チューン。スポーツは『ニスモ・モード』として、力強く伸びのある加速を感じられるようにした。回生ブレーキコントロールパドルも採用し、専用チューンを施している。

シャシーでは、スプリングやスタビライザーに加えメンバーブッシュもニスモ専用部品としてサスペンション全体の剛性を上げ、ステアリングのレスポンスを高めた。また、スイングバルブ付きショックアブソーバーを採用し、クルージングからワインディングロードまで、ドライバーの意図に忠実で軽快な走りと、路面を選ばない安心感のある乗り心地を実現したという。

ドライブモードのスポーツは『ニスモ・モード』となった。
ドライブモードのスポーツは『ニスモ・モード』となった。    日産自動車

さらにミシュラン・パイロットスポーツ5タイヤとエンケイ製19インチ アルミホイールも履き、操縦性と安定性を向上させた。

空気抵抗を悪化させることなくダウンフォースを獲得

『性能を向上させるためのデザイン』というニスモの思想に基づき、エクステリアはスタイリッシュで精悍な佇まいとしながら、ダウンフォースを強化している。

基本的なボディパネルこそベース車と共通だが、フロントバンパーではエアガイド機能を持つ専用のコーナーフィニッシャーを採用。空気の流れを整えながらボディサイドに導くことで空気抵抗を低減する。

エクステリアはスタイリッシュで精悍な佇まいとしながら、ダウンフォースを強化。
エクステリアはスタイリッシュで精悍な佇まいとしながら、ダウンフォースを強化。    日産自動車

また、伸びやかで低重心感を表現する専用のドアロアフィニッシャー、船底の形状をしたアンダースポイラーを備えた専用リアバンパー、そして、より後方かつ上方へ延長したダックテール形状のバックドアスポイラーにより、ドラッグの低減とダウンフォースの向上を実現。

これらの専用部品や形状により、ベース車から空気抵抗を悪化させることなくダウンフォースを獲得している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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