12気筒で出た! 新型ランボルギーニはPHEV 電動スーパーカー時代を示唆した先駆けモデル 3選

公開 : 2023.03.30 06:15  更新 : 2023.03.30 10:21

ラ フェラーリ(2013年)

2012年のパリ・サロンで、まずはそのモノコックのみを発表。そして翌2013年のジュネーブ・ショーで、その生産型が披露されたのが、「ラ フェラーリ」だ。

モノコックが発表された段階で、フェラーリはその動力源がハイブリッドとなることを宣言していた。

ラ フェラーリ(2013年)
ラ フェラーリ(2013年)    RMサザビーズ

カーボン製のモノコックやF140系のエンジンを持つことなど、そのメカニズムの基本的な要素はエンツォのそれと変わらないが、やはり何より注目すべきはフェラーリ独自のハイブリッド・システム「HY-KERS」が導入されたことだろう。

このHY-KERSは2モーター方式で、第一のモーターはV12エンジンと7速DCTの間に一体成型され、もう1つのモーターはエンジンの前方にレイアウト。この2つのモーターはリチウムイオンバッテリーに接続されるが、外部からの充電やゼロエミッション走行は行うことができない。

システム総計の最高出力は963ps。0-100km/h加速を3秒以下で、そして350km/h以上の最高速を達成した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。

関連テーマ

おすすめ記事

 

ランボルギーニの人気画像