これぞミドシップの最新進化系 ランボルギーニ・レヴエルトへ試乗 1015psのV12プラグインHV(1)

公開 : 2023.10.15 19:05

システム総合で1015ps 最高速度は349km/h

8速デュアルクラッチATはV12エンジンの後方に位置し、エネルギー回生も担う3基目の駆動用モーターが内蔵されている。システム総合での最高出力は1015ps。最大トルクは明らかになっていない。

前後の重量配分は44:56。アヴェンタドール SVJの43:57から若干改善した。0-100km/h加速は2.5秒で、0-200km/hは7.0秒。最高速度は349km/hが主張される。

ランボルギーニ・レヴエルト(欧州仕様)
ランボルギーニレヴエルト(欧州仕様)

車内空間は、高さ方向に約25mm広げられた。足元の空間も、80mm拡大している。筆者の身長は190cm程だが、シートの背もたれを深く倒すことなく、ヘルメットを被って快適に座ることができた。

ヘルメットを脱げば、ゆとりを感じるほど。ただし、人間工学的には完璧ではないだろう。従来どおり、低く尖った空間に人間が縛られているような感覚は拭えない。

ダッシュボードには、最新モデルらしくモニターが複数並ぶ。中央にはインフォテインメント用のタッチモニターがあり、助手席の正面にもスリムなモニターが用意されている。ドライバーの正面には、メーター用モニターが備わる。

ステアリングホイールには、多くのスイッチ類が配される。少し煩雑かと思ったが、実際にはリムを握る邪魔にはならず、使い勝手が良かった。

シートの後方には、ゴルフクラブのセットが載せられる空間が設けられている。フロントのボンネットを開くと、手荷物を積める収納もある。

気になるお値段は、英国で44万6742ポンド(約8086万円)から。ブガッティ・ヴェイロンよりパワーウエイトレシオが勝ることを考えれば、高すぎるとはいえないだろう。

この続きは、ランボルギーニ・レヴエルトへ試乗 1015psのV12プラグインHV(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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