海外初試乗

2013.04.24

フォルクスワーゲン・ゴルフGTIパフォーマンス・エディション

テスト日 : 2013年04月21日

価格 : 26,825ポンド(406万円)

■どんなクルマ?

新しい7代目ゴルフGTIの魅力はいくつか上げられる。

まずその第1が、旧モデルよりも195ポンド(3万円)しか上がっていない25,845ポンド(390万円)からという価格。

第2が、保険面からも優遇されるフロント・グリルに付けられた小さなカメラのようにみえる装置。それは、レーダーによる速度および距離センサーで、エマージェンシー・ブレーキを掛けてくれるものである。

そして3番目は、その素晴らしいドライブ・フィーリングだ。限界付近でも驚くほど安定しており、しかも非常にシャープでダイナミックなパフォーマンスを持つ。

■どんな感じ?

新しいバリアブル・レシオのステアリングは、キビキビしている上に非常に鋭く、それでいて自然なフィーリングに溢れている。ハンドリングは心地よく、狙ったどおりのラインをトレースすることができるもの。また、全体的なシャシー・クオリティは、過去のフォルクスワーゲンのクルマ達の中でも特筆すべきものとなっている。

この新しいGTIのシャシー・セッティングは、それまでポルシェのエンジニアリングを務めていた男の手によってなされたものだ。彼のポルシェでの最後の仕事は、997のGT3RSだった。これまでのポルシェの中でも最も素晴らしいシャシーを持つ1台といってよい997GT3RS。そのセッティングを行った男が、ゴルフGTIのシャシーを造り上げたのである。

実際にそのシャシーは実に機敏で、Mk2の16Vゴルフ以降のすべてのGTIよりもコミュニケーティブだ。と同時に、リミット近くであっても実に安定している。更に、いままでのGTIの中で、最もしなやかな乗り心地を持つ。これほどのハンドリングと乗り心地を両立したGTIの登場は、GTIファンのみならず、嬉しいニュースといって良いだろう。

われわれがテストしたのは、パフォーマンス・エディションという僅かに高価なモデル。通常のGTIが、2.0ℓの直噴ターボによって217bhp、35.7kg-mのパワー、トルクを持つのに対し、このパフォーマンス・エディションは980ポンド(15万円)高価になるが、227bhpにパワー・アップされ、しかも大型化されたフロント・ディスク・ブレーキと、リアのべンチレーテッド・ディスク、そして先進のEデフがフロントに取り付けられる。

フロント・ホイール・ドライブのクルマに初めて採用された電子制御ディファレンシャルだが、この装備がGTIに抜群の安定性とトラクションをもたらしている。現在のポルシェに装備されているトルク・ベクタリング・システムによく似たもので、GTIに4輪駆動をドライブしているようなフィーリングを与えてくれる。アンダーステアも全くない。スムーズな道でも、ラフな道でもトラクションがしっかりと掛かるものだった。

■「買い」か?

現在まで、われわれのお気に入りは、ルノー・メガーヌRSであったのは確かだが、今、ここに新たなお気に入りが加わった。ゴルフGTIが戻ってきたのだ。

(スティーブ・サトルリフ)

フォルクスワーゲン・ゴルフGTIパフォーマンス・エディション

価格 26,825ポンド(406万円)
最高速度 250km/h
0-100km/h加速 6.4秒
燃費 15.6km/ℓ
CO2排出量 139g/km
乾燥重量 1382kg
エンジン 直列4気筒1984ccターボ
最高出力 227bhp/4700rpm
最大トルク 35.7kg-m/1500-4600rpm
ギアボックス 6速マニュアル
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