四半世紀の「休符」を経て復活 ホンダ・プレリュード x フォルクスワーゲン・ゴルフ x トヨタ・プリウス FFハイブリッドな3台(1)
公開 : 2026.04.17 18:05
四半世紀ぶりに、ハイブリッドで復活したプレリュード。優雅なスタイリングとシビック・タイプR譲りの技術で叶えた、走りの魅力とは。プリウスとゴルフとの比較で、UK編集部が実力へ迫ります。
5代目まで進化が続いたプレリュード
直接的に伍する相手へ、手を貸す人は多くない。F1ドライバーのデビッド・クルサード氏は、ミハエル・シューマッハ氏から、ヘルメットを借りたことがあるらしいが。
およそ半世紀前のこと。ホンダは、トヨタへ登録商標の譲渡を求めた。先にモデル名として「プレリュード」を登録していたトヨタは、音楽に関係するモデル名を好むホンダの傾向を認め、同意したとされている。

ただし、当時に市販されていたのはアコード程度。コンチェルトやバラード、ビートは、まだ存在していなかった。何か充分な見返りが、あったのではないかと想像する。
とにかく、プレリュードは1978年に日本で発売。魅力的な前輪駆動のクーペが、現実的な価格で提供された。2001年に1度終止符が打たれる5代目まで進化は続き、VTECエンジンに加え、後輪操舵システムやトルクベクタリング機能などを獲得している。
前輪駆動でハイブリッドな2台と比較
四半世紀に及ぶ休符を経て、プレリュードは復活した。流麗なスタイリングをまといつつ、VTECエンジンは搭載していない。とはいえ、ハイブリッドのクーペは、インサイトやCR-Zで試されている。2026年の今では、保守的な英国人でも抵抗感は薄いだろう。
実力を探るうえで、比較相手には頭を悩ませた。英国では、そもそも2ドアクーペの選択肢が極めて限られる。BMW 2シリーズはエンジン縦置きの後輪駆動で、よりトラディショナル。仕上がりの良い、前輪駆動のハイブリッドが良いだろうと考えた。

選出したのは、フロントマスクがそっくりな、トヨタ・プリウス・プラグイン。同クラスのハッチバックとして、フォルクスワーゲン・ゴルフ GTEも英国では価格帯が近い。
発電が中心の2.0L 4気筒エンジン
6代目プレリュードのパワートレインは、ホンダ流のシリーズ式ハイブリッド。電気モーターが主に駆動を担い、2.0L 4気筒エンジンは発電が中心となる。高負荷時には遊星ギアが繋がり、エンジンのパワーもフロントタイヤへ伝えられる。
ちなみに発表時、北米のファンは穏やかではなかった。システム総合の最高出力は202psで、5代目より低かったから。英国仕様は排気ガス規制へ準拠し184psと更に低いが、こちらでは復活を喜ぶ人が大半のようだ。

プリウスも似た構成にあるが、駆動用モーターの出力はやや小さい。プラグイン・ハイブリッドで駆動用バッテリーは10.8kWhと大きく、電気だけで80km近く走れる。
ゴルフ GTEは、従来的な6速デュアルクラッチATを実装しながら、駆動用バッテリーは大容量の19.7kWh。基本的にエンジンが走行の主体を担い、システム総合271psと、3台では1番パワフルでもある。

































































































































