ロータスが新型V8スーパーカー、2028年発売へ 『エスプリ』の精神受け継ぐハイブリッドモデル 欧州生産は「可能性が高い」

公開 : 2026.05.13 07:45

ロータスは2028年に新型V8ハイブリッド・スーパーカーを投入すると発表しました。EV戦略を転換し、軽量化にこだわった内燃機関搭載モデルに回帰します。生産は欧州で行われる「可能性が高い」とのことです。

往年の開発手法へ回帰

ロータスは、EV路線からの脱却を進める中で、2028年に新型V8ハイブリッド・スーパーカーを投入する計画だ。

今回、2本の巨大な排気管を備えた同車のリアビュー画像が公開された。2024年に披露された電動スーパーカーコンセプト『セオリー1』からの影響が見て取れる。

新型スーパーカーの予告画像
新型スーパーカーの予告画像    ロータス

ロータスにとって最後のV8エンジン搭載モデルは、2004年に生産終了した『エスプリ』だ。そのため新型スーパーカーは、いまだに人気の高いエスプリとの比較を避けられないだろう。

ジーリー(吉利汽車)傘下のロータスはまた、往年の開発手法に則ることを約束しており、徹底した軽量化への回帰を示唆している。

CEOのフェン・チンフェン氏は声明で「ロータスは(創業者)コーリン・チャップマンの反骨精神から生まれたものであり、その精神は今日でも失われていません」と述べた。

V8ハイブリッド採用へ

ロータスによれば、新型スーパーカーは軽量化のため、プラグインハイブリッド車(PHEV)ではなくハイブリッド車になるという。

PHEVはより高い出力を発揮でき、排出ガス規制の面でも有利とされている。そのため、多くのスーパーカーメーカーがPHEVへの転換を進めており、アストン マーティン・ヴァルハラ、ランボルギーニテメラリオフェラーリ296 GTBなどが誕生している。

2024年公開のセオリー1コンセプト
2024年公開のセオリー1コンセプト    ロータス

新型スーパーカーにどのV8エンジンを採用するかについては明言していないが、同社は現在、スポーツカーエミーラ』向けにメルセデスAMGからターボチャージャー付き4気筒エンジンを調達しており、同様の契約をAMG製V8エンジン(アストン マーティンで採用実績あり)にも拡大する可能性がある。

実際、メルセデスAMGはこの『M177』型4.0Lツインターボエンジンを新世代モデル向けに改良し、モータースポーツ由来のフラットプレーンクランクを採用したばかりだ。

最近改良を受けたメルセデス・ベンツSクラスでは、このV8エンジンは最高出力537ps、最大トルク76.5kg-mを発揮している。AUTOCARの取材によると、さらに高性能モデル向けに660psと81.5kg-mを超える改良が進められているようだ。

ロータスは、この新型スーパーカーが欧州で生産される「可能性が高い」と述べたが、英国ノーフォーク州ヘセルにある拠点で、エミーラやハイパーカーの『エヴァイヤ』と並行して生産されるかどうかは明言しなかった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ニック・ギブス

    Nick Gibbs

    英国編集部ビジネス担当記者
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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