Juju(野田樹潤)ブログ

2020.05.06

【Juju(野田樹潤)ブログ】第33話:F4デニッシュチャンピオンシップ 開幕戦の中止に思うこと

では、どうやって戦うのか?

やっぱり、今まですごくいい調子で準備できていたから、すごくくやしい。

去年までレースに出ていたチームならデータを持っているけれど、NODAレーシングにとっては本当に初めてのことなので、メカニックのみんなにとっても手探りの状態です。

それに、いつも慣れているパドボルグは、9月に行われる第5戦からの予定で、もう後半になってからでしか走れない~~~。う~ん……。

第2戦と第3戦については、お父さんも今、対策を練っているところです。

「チームとしては、今できるなかで想定できるセッティングを試しておくことしかできないけれど、『何がどう変われば、どうなるか』っていう雰囲気での予想しかできないから、あまり冒険もできない」

「パドボルグで取ってきたいいデータでも、役に立たないかもしれないしね」

「とにかく、ベンチに入って戦うしかないよね。フリー走行と予選を走ってみて、1つでも上のポジションを狙っていくしかない」

「4戦目以降はデータが取れているだろうから、2回目に走るときにはトップ争いができるようにしたいよね」

というわけで、今はちょっとダメージを受けてますけど……、そんなことも言っていられないなって。だって、ヨーロッパに来たのはいろんな経験を積むためなんだから!

よ~し! 6月の第2戦目に向けてがんばります!

日本から見守っていてくださいね。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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