Juju(野田樹潤)ブログ

2024.03.13

ヨーロッパを中心に実績を積んできたレーシングドライバー、Juju(野田樹潤)。18歳になり運転免許を取得した今シーズン、日本でスーパーフォーミュラを戦う彼女が、世界で2番目に速いマシーンを駆って鈴鹿サーキットで開催された開幕戦に挑みました。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第102話:ついにシーズンスタート。世界で2番目に速いマシーンで日本で初めての公式レースを戦いました!

もくじ

思い通りにならなかった土曜日
ごぼう抜きは失敗、でもめっちゃ楽しい
初タイヤ交換で苦戦。でも同一周回で完走!

思い通りにならなかった土曜日

こんにちは皆さん、Juju(野田樹潤)です。3月9‐10日に鈴鹿サーキットで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕戦。たった今走り終わりました。

前回のレポートでお伝えした通り、鈴鹿サーキットで開催された事前の2日間のテスト走行では雨に降られて思うように走り込むことができなかったので、今回の開幕戦はまさにぶっつけ本番。不安の中で挑んだレースでしたが、結果はトップと同一周回、17位で走り切ることができました! それでも今回のレースウィークは決して順調ではなかったんです。

土曜日午前のフリー走行と午後の予選では時おり雪がパラつくほど気温が低く、タイヤを温めるのに苦労しました。でもそれよりも問題だったのはチームとの意思の疎通がうまくいかないところでした。お互いに遠慮しあってしまったようなところがあり、あと私自身の経験不足もあって本来想定していたプログラムを進めることができませんでした。

その結果、スターティンググリッドは21台中19番目。タイムも私たちが今持っている力を出し切ったと言うにはほど遠いものでした。そこで土曜日の夜に平野亮エンジニア、上城直也エンジニアをはじめとするチームみんなとよく話し合い、お互いの理解を深める努力を精一杯やって翌日の決勝レースに臨みました。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 撮影

    遠藤樹弥

    Tatsuya Endoh

    1996年兵庫県に生まれる。小学生の頃からカメラ好きの父親に連れられサーキットに通い始め、モータースポーツの迫力の虜になる。時が経ち、エンジニアを目指し某自動車専門学校に入学するも、かつて味わったレース撮影の面白さを忘れられず。夢への情熱が再燃し、大阪で写真の専門学校に通う。卒業後、晴れてモータースポーツフォトグラファーとして、国内外を問わず飛び回る日々を送る。日本レース写真家協会(JRPA)会員、ソニー・イメージング・プロ・サポート会員。
 
 

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