社会人1年目、ポルシェを買う。

2020.12.07

【社会人1年目、ポルシェを買う。】第123話:ロードスター練習号、ユーザー車検へ。そして路上で止まる。

そして、止まりました。

仮ナンバーをつけたクルマは、
あらかじめ申請した拠点と拠点のあいだを
最低限の距離で走ることしかできないので、
練習号との自由は陸運局をでてからが初だ。

意外だったのは、どの時代のポルシェ911よりも
クルマの反応をクイックに仕立てている点だった。

そもそも比べるクルマが違うなんて言うなかれ。

いずれのクルマもスポーツ走行は念頭に置きつつ、
しかし日常でも心地よく走れることまで重視する。

ロードスターはNC→NBを所有し、
911は996→Gシリーズとそれぞれ2台めで
ふつうに走るぶんには、
いずれもじわりとクルマの鼻先が動く類だった。
(とはいえ、ダルではない。)

むやみにクイックに仕立てられたクルマは
やまほどあるけれど、
NB型はそれほどでもないにせよ
ずいぶんとステアリングの切り始めから
クイクイと動くクルマなのだと感じた。

あと、イメージよりも遥かにしっかりしていた。
勝手な思い込みで華奢なイメージがあったけれど
前後左右でべつのたゆみ方をするような頼りなさは
首都高を平均的な速度よりちょっと上で走るかぎり
まるで感じなかった。1世代前のNA型と比べると、
ボディフレームの補強やクロスメンバーの追加など
ボディ剛性を高める努力がなされているそうだ。

ただし、エンジンは味気なく、
なんだかザラついているし、回転が高まっても
気持ちが昂ぶるような「色気」とは無縁だった……

なんて偉そうなことを思っていたところで、
クルマがとまった。はい、文字通りとまりました。
路上で。しかもバス停の目の前で。
川崎市バスの運転手からガチに怒鳴られました。
大人になって怒鳴られることってあまりないよね。

45分、レッカーを待ち、
とりあえず最寄りのディーラーに入庫しました。
意気消沈で帰宅、いまこの原稿を書いています。
詳細は追って……。

※今回も最後までご覧になってくださり、ありがとうございます。

 もう……なんだよお……。
 ちなみに練習号も立体駐車場の下(地下)に
 停めているので、まさか車検をとりにいって
 クルマなしの手ぶらで帰ってきたなんて事実
 (この連載を読んでないかぎり)妻は知りません。
 
 とほほ。

 今後とも、[email protected] まで、
 皆さまの声をお聞かせください。
 もちろん、なんでもないメールだって
 お待ちしております。

AUTOCAR JAPAN 編集部 上野太朗

1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測という、いわばエリート・コース(?)を歩む。学生時代はフィアット・バルケッタ→ボルボ940エステート→アルファ・ロメオ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ・ロメオ156(V6)→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かした。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

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