クルマ漬けの毎日から

2022.08.09

テスラ・モデル3でレースに出場し、その速さにあらためて衝撃を受けました。イギリスでは、一般の人が参加できるEVレースが始まっています。

【クロプリー編集長コラム】テスラは速い! モデル3でスプリントレースに出場

もくじ

良いのか、悪いのか? 私のレース結果
時速160kmのコーナリング

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

良いのか、悪いのか? 私のレース結果

今週、私のEVとの関わりでは、良いニュースと悪いニュースの両方があった。まずは良いニュースからお伝えしよう。

改良されたテスラ・モデル3(デュアルモーター)で、オックスフォードの西にあるアビンドン飛行場で開催されたレースに参加した。

その結果は予想よりもずっと良く、90台のなかで13位。

アビンドン飛行場(オックスフォード近郊)で開催されたレースに出場。

これを読んだ人は、まずまず良い成績だと思うかもしれない。だが、私のテスラは、出走した4台のテスラのなかで一番遅かったと聞いたら(悪いニュース)、13位というのはそれほど大した成績ではないと思うであろう。

このレースについてはもっとお伝えしたいことがあるが、それは別の機会にしたい。

時速160kmのコーナリング

ところで、今回のイベントで1つ、完全証明されたことがある。

それは、比較的短いコースで行なわれるスプリントレースでは、チューニングされたテスラは衝撃的に速いということ。

2022年2月末、ブランズハッチで開催されたEVレース。ここでもテスラ・モデル3が注目を集めた。

これまで私は、テスラ3を限界までスピードを上げて走らせたことはなかった。

最初のコーナリングでは、狭いデコボコの路面を右へ直角に、時速100mile(時速約160km)で走行した。これは私にとって忘れられない経験になるだろう。

EVのモータースポーツは、まだ一般的に軽く見られている。その理由は、いったい何なのだろうか?

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。

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