Juju(野田樹潤)ブログ

2023.06.28

【Juju(野田樹潤)ブログ】第88話:EFOで初の表彰台! トップ争いも ユーロ・フォーミュラ・オープンチャンピオンシップ(EFO)ラウンド3

2位じゃ満足できない! 結果に納得

ハンガロリンクの第3戦は1台に抜かれ3位に落ちたところからはじまりました。そして4位のクルマからもプレッシャーを掛けられましたが、ポジションをキープ。2位のベルグマイスター選手に迫っていきました。

残り6周のところでベルグマイスター選手を抜いて2位に上がり、今度はトップを狙います。ペースは明らかにわたしの方が速いのですぐにテールトゥノーズの状態になりましたが、ここは抜きどころのないハンガロリンク……。そして前を走るメイソン選手のブロックもとってもキツい。

2位でも仕方がないか、とも思いましたが最後までプレッシャーをかけていきます。 写真:NODAレーシング

2位でも仕方がないか、とも思いましたが最後までプレッシャーをかけていきます。いよいよラスト2周。彼の走りはエスカレートし、何度も走行ラインを変更しブロックラインをとってきます。

そしてわたしがチャンスだと思って狙っていた2コーナーの進入ではブロックから少し早めのブレーキング。

進路をふさがれて減速されたのでわたしは避けることができずタイヤ同士が接触……。フィニッシュラインまで壊れたマシンを運びましたが順位は最下位。初優勝は惜しくも実現できませんでした。

でもピットでマシンを降りると、これまでと異なる雰囲気に気づきました。グランドスタンドの観客や他のチームスタッフが大きな拍手と歓声でわたしを迎えてくれたのです。

2位になるより、トップを狙いに行けたので満足なレースとなりました。 写真:NODAレーシング

わたしとしても、あのまま2位になるより、トップを狙いに行けたので満足なレースとなりました。

今回はモトパークの牙城を崩すことができたし、表彰台だけでなく優勝争いまでできるなんて本当にびっくり。すばらしい週末を過ごすことができ、スポンサー、ファン、チームや家族/友人やレース関係者、ライバルなど全ての皆さんに感謝です!

次戦は7月9〜11日、スパフランコルシャンで今度はドレクセラーカップ/ジノックスF2000トロフィーの第5ラウンドがあります。皆さん応援よろしくお願いします。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
 
 

おすすめ記事