ポルシェ エクスペリエンスデイ 2017

2017.06.3-4

ル・マンのキング、イクスが富士に降臨! 「956」「936」が駆け抜けた「ポルシェ エクスペリエンスデイ 2017」をレポート。行けなかった皆さんは、ココでご確認ください。

text: Daisuke Ebisu (戎 大介) photo: Daisuke Ebisu(戎 大介)& ポルシェ ジャパン

 

黒山の人だかり イクス、FSWに降臨!

プレミアムスポーツカーのメイクスとして世界中のエンスージァストたちから支持され、我が国においても熱心なファンを持つポルシェ。そのブランドヒストリーはモータースポーツとは不可分であり、レースの中でテクノロジーを磨き、名声を高めてきたのがポルシェであると言っても過言ではないだろう。

6月最初の週末、富士スピードウェイで開催された『ザ・ワンメイクレース祭り 2017 富士』内においてポルシェ911 GT3 Cup(タイプ991)で競われるワンメイクレース・シリーズ『ポルシェ カレラカップ ジャパン 第5戦・第6戦』と『ポルシェ カレラカップ アジア 第3戦・第4戦』が行われた。これらのレースに併催される形で6月3日(土)・4日(日)の2日間にはポルシェオーナーとファンに向け、ポルシェ モータースポーツを体感できるイベントとして『ポルシェ エクスペリエンスデイ 2017』が開催された。

当日の富士メインコースはジャパンとアジア、ふたつのポルシェ カレラカップのピットとレースサービスが居並び、華やかなモータースポーツ活動を体現していた。パドックのパーキングも911各モデルから718ケイマン/ボクスターといったスポーツカーにパナメーラカイエン、マカンまで、様々なポルシェで彩られ、まさにポルシェ一色といった様相であった。

ル・マンのキング、「ポルシェ936-77」を駆る

来場したゲストはレースの模様を快適なラウンジから観戦。ドリンクサービスやブッフェ形式のランチも用意され、ゆったりと週末の時間を過ごすことができる環境となっていた。ラウンジ内にはポルシェの公式グッズのショップやカレラカップの公式パートナーであるミシュランやショパールのブースも展開されていた。また、ショートコースで最新のポルシェ各モデルの試乗会や、メインコースでのパレードランも行われ、サーキットでポルシェの走りを体感できるイベントとなっていた。

さらにポルシェでのドライビングをより深く学びたいオーナーのために『ポルシェ スポーツ ドライビング・スクール』も開講(要・事前申込み)。フルブレーキやスラローム、ウェット路面での定常円旋回など、一般公道では味わうことが難しいポルシェのパフォーマンスの本質をクローズドコースで知ることにより、普段のドライビングにも活かせるスキルアッププログラムが用意されているのもポルシェらしいといえるだろう。


そして、今回のイベントでポルシェファンだけではなくモータースポーツファンとしても目が離せないスペシャルプログラムが用意された。ポルシェミュージアム所蔵の『マルティニ・レーシング・ポルシェ936』と『ロスマンズ・ポルシェ956』を、ル・マンで通算6勝という偉業を持つレジェンドドライバー、ジャッキー・イクス氏がドライブするというものであった。ピットに現れたイクス氏の周りはすぐにサインを求めるファンで黒山の人だかりに。サインの行列はいつまでも絶えることがなかった。そして、レースの合間に行われたデモランでは936、956の順で伝説のレーシングマシンをドライブし、晴れ渡った空の下に快音を響かせた。
 

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