【フレンチ・クーペSUVに新たな選択肢】ルノー・アルカナ・テクノで1000km以上走って感じた、コスパだけじゃない魅力!

公開 : 2025.08.19 12:00

昨年のマイチェン進化を遂げたフレンチ・クーペSUV『ルノー・アルカナ』に、『テクノ』と呼ばれる特別仕様が登場しました。4日間1000km以上を走った、まるも亜希子がレポートします。

もくじ

クーペSUVらしい都会的な要素と大人の余裕

主導権は自分にあると胸をはれる嬉しさ

フルハイブリッドとマイルドハイブリッド両方を用意

クーペSUVらしい都会的な要素と大人の余裕

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遠くそびえる山並みに夕陽が吸い込まれるように暮れていく、たそがれのとき。

『美しくもはかない、心揺さぶるトワイライト』をイメージしたという新色『ブルー ノクターンM』を纏った『ルノー・アルカナ・テクノ・フルハイブリッドEテック』は、いつにも増して優雅さと強さが際立っていて、視線が吸い寄せられた。

フロントフードからのゆるやかなふくらみに呼応するようなルーフライン、大径タイヤを受け止める肉感豊かなフェンダーとサイドボディ、中央がブラックアウトされ艶やかさを添えるサイドウインドウ、そしてキリリとしたCシェイプで先を見通すLEDヘッドライト。そのひとつひとつが、クーペSUVらしく都会的な要素と大人の余裕を感じさせる。

ボディ同色となったルーフやフロント下側のF1ブレード、各所に配されたサテン調クロームアクセントなど、テクノだけのシックなコーディネートの効果もあるのか、今回ロングドライブをともにした4日間、なんども熱い視線を感じたのは、このデザインのパワーに違いない。

加えて、内に秘めるのは独創的なパワートレイン。ルノーがF1で培った技術を注いで開発し、驚異的な低燃費と高い走行性能を両立する『Eテック・ハイブリッド』は、このアルカナから搭載されて世界を驚かせた。

WLTCモード燃費は実に22.8km/Lをマークしながら、ハイブリッド嫌いで知られる欧州のカーガイたちも納得する走りだと聞いて、最初は半信半疑で試乗したものだ。

しかし、1.6Lの自然吸気エンジンと駆動用のメインおよびサブ(HSG)というふたつのモーターを、電子制御ドッグクラッチマルチモード7速ATでつなぐフルハイブリッドシステムは、想像を遥かに超えてきた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    まるも亜希子

    Akiko Marumo

    『運命のクルマとの出逢わせ屋』を自認するカーライフ・ジャーナリスト。20年以上に及ぶ国内外での取材経験を生かし、TV、YouTube、ラジオ、雑誌、web、トークショーやイベントに寄稿・出演。「今日からできる交通安全」が合言葉の『OKISHU』(オキシュー)プロジェクトを企画・プロデュース・実演。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(2006年〜)。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。

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