マイルドハイブリッド、何が違うのか

外観からマイルドハイブリッドの中身を感知することは難しい。

どちらもR.S.ラインということでホイールまで同じであり、違いはエンブレムくらい。フルハイブリッドモデルはリアに青い「E-TECH」エンブレムが付く。

だが今回のマイルドハイブリッドは、走りはじめてすぐに独特のキャラクターが伝わってきた。最初に感じるのは軽快感だ。

マイルドハイブリッドはEテックに比べ車重が90kgほど軽いため身のこなしが軽やかということもある。それと同時にターボならではの力強い加速感と伸びの良さが気持ちいいのだ。

また今回のマイルドハイブリッドは7速EDCギアボックスを操るためのパドルシフトがステアリングの裏に付いており、活発なターボエンジンと積極的に対話できるという点もEテックと違う部分といえる。

それともう1つ、マイルドハイブリッドの走りを特徴づけている機能がコースティングだ。これは珍しい機能ではないが、アルカナの場合はその介入が細かく制御されており、まるで7速より上にもう1枚ギアがあるような感じでスピードを上手く保ってくれる。

新登場のアルカナ R.S.ライン マイルドハイブリッドだが、Eテックと同様に機構的な完成度は高いと言っていいだろう。

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