クルマを愛する映像作家 米倉強太が語る、アルファ・ロメオ・ジュリアの真価

公開 : 2025.09.08 13:00

MVやCMなどにとどまらず、長編の映画監督としてのキャリアをスタートさせた新進気鋭の映像作家、米倉強太さん。走りを重視する生粋のカーガイであり、アルファ使いでもあった彼は新しいジュリアに何を思うのでしょうか。

もくじ

映像作家が初めて触れる最新のジュリア

鋭い、でも予測しやすい、だから楽しい

新しい旧いではないジュリアの真髄

映像作家が初めて触れる最新のジュリア

AUTOCAR JAPAN sponsored by Alfa Romeo Japan
Impression and Model: Gota Yonekura

稜線を貫くハイウェイで、現行のアルファ・ロメオ・ジュリアのグラマラスなテールを、旧い『段付き』のジュリアで必死に追いかける。半世紀以上の時を隔てた2台だが、血統は確かに繋がっている。ドライバーの入力に嬉々として反応する様子も。そして確信する、クルマはヒトの情熱なくして走らないのだと。

活発なターボチャージャーを抱えた2L直列4気筒エンジンを搭載し、後輪を駆動する現代のジュリア。そのステアリングを握るのは元モデルにして新進気鋭の映像作家、米倉強太さんだ。7月4日公開の映画『キャンドルスティック』で長編映画の監督としてもデビューしている彼は、オイルで手を汚すことも厭わないクルマ好き。そして熱心なアルフィスタでもある。今回の撮影に連れ出した、ほどよく手の入ったクラシック・ジュリアも、元々は米倉さんの愛車だった個体だ。

「新しいジュリア、今回初めて乗りました。これまでも乗れる機会がありましたが、断っていました。アルファ・ロメオのイメージが崩れたらいやだなと思って。でも乗ってみて良かった。想像以上でした」

すっかり新しいジュリアが気に入った様子の米倉さんは、車内にいても降りても、各部を観察し続けている。その熱意は相当なものだ。

「ジュリアを新旧で2台持ちしている友人がいるんですが、実際にドライブしてみてその理由が分かったような気がします。似ている部分もあるし、でもそれぞれの役割が違うと感じるところも多々ある」

ひとつのブランドに傾倒する。その強い気持ちは時間軸を越えるのである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。フィアット・パンダ4x4/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    神村聖

    Satoshi Kamimura

    1967年生まれ。大阪写真専門学校卒業後、都内のスタジオや個人写真事務所のアシスタントを経て、1994年に独立してフリーランスに。以後、自動車専門誌を中心に活躍中。走るのが大好きで、愛車はトヨタMR2(SW20)/スバル・レヴォーグ2.0GT。趣味はスノーボードと全国のお城を巡る旅をしている。
  • 編集

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_

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