[アバルト70年の歩み]特別コンテンツ

シボレー・ボルト

シボレー・ボルトに関しては、買ったあとのことまで想像できる ‘きちんとした’ EVだといえる。英国で乗るとなれば、話は別だが……。

■どんなクルマ?

GMは、同社の最初のエレクトリックカー、EV1を市場に投入したという過去がある。90年代なかばのアメリカにとって環境が成熟していないというのが、その当時の生産中止における判断だったようだ。

それから20年。シボレー・ボルトが現れた。決して ‘人間の都合’ で追いやられたEV1の罪滅ぼしではなく、‘世界は変わった’ ということを、ユーザー層に知らしめるためという目的もあるのだろう。

これまでのEVといえば、どれも現実味を欠く、高くて日常的な使い方を想像しにくいものであったが、ボルトはまず価格が違う。

アメリカでは$30,000(411万円)、英国では(現在のエクスチェンジ・レートだと、連邦税が適合された場合は)£24,350(333万円)なのである。

BMW i3より安く、日産リーフより高価、というのが、ここ英国におけるボルトの立ち位置であり、電力だけで383km航続できるというのが強みだ。

テスラ・モデルS90とまったく同じ数値である。価格は半分であるにもかかわらず。

そんなボルトは完全なる新設計のバッテリー・パックを用いる。開発はGMがおこない、生産は韓国のLG化学でおこなわれている。288に及ぶセル・パックはフロア下に敷かれ、単体重量は436kg。

モーターの出力は200ps(149kW)となり、リダクション・ギアを介して前輪を回す。

 
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