カーレビュー

2018.08.18

ロードテスト フォルクスワーゲン・ポロ ★★★★★★★★★☆

フォルクスワーゲン・ポロ1.0TSI 95 SE

テスト日 : 2018年1月31日

価格 : 1万5930ポンド(約239万円)

編集部より

Bセグメントにおけるコンサバ路線の代表格、ポロの新型をロードテストで徹底検証します。見るからに高い完成度は、走らせてみても実感できるもの。実用性に徹したコンパクトカーでしたが、走りの楽しさを求めるなら他の選択肢に目を向けるほうがよさそうです。

もくじ

はじめに
意匠と技術
内装
走り
使い勝手
乗り味
購入と維持
スペック
結論

はじめに

1976年に登場した初代ポロは、アウディ50のバッジ付け替え版というべきものだった。以来、英国での販売台数は140万台を超える。同じ年に生まれたフォード・フィエスタが、同じく英国で450万台以上売れているのに比べればかなり見劣りするが、その数字が並外れて多いだけで、ポロは十分すぎる成功作といえる。それだけに、歴代モデルはコンサバ路線に過ぎる感があった。

この6代目も、パッと見には2009年登場の先代モデルと見間違えそうだが、それは5代目ポロが素晴らしい成功を収めたことの証に他ならない。なにしろ、自動車メーカーは成功作のレシピをガラリと変えることは致命的な失敗につながりかねないと心得ているのだから。そうして生まれた新型ポロの第一印象に、サプライズなど望みようもないのは当然だ。プロポーションも顔立ちも、すぐにポロだと認識できる。

しかし、外見には現れない部分では進化を確実に遂げている。まずは、デザインを刷新したインテリア。これも新しくなったシャシーの恩恵で広くなったスペースもさることながら、白眉はこのクラスでは他に類を見ないほど先進的なデジタル技術の導入。オプションのデジタルメーターを装備すれば、よりラグジュアリーなアウディもかくやという雰囲気を醸し出す。また、ゴルフをはじめとする上位機種譲りのドライバーズエイドにも注目したい。

また、上位クラスすら凌ぐ荷室容量も備えている。いまや、ポロのライバルはBセグメントではなく、それより上のセグメントだと言っていい。そして、安全装備も充実。ますます交通量が増える中、緊急ブレーキや歩行者にも対応する死角検知機能、アダプティブ・クルーズコントロール、40m先まで感知し後退時の衝突を防ぐ後方車両警告などの安全装備はありがたいアイテムだ。

こうなると、ポロはもはやこれまでのゴルフに取って代わる存在になりつつある。となると、ゴルフはどのような成長を見せるのかも気になるが、それはまた別の話。ここでは、この新型ポロが、同クラスのライバル以上に選ぶべき理由のあるクルマなのか、またその利便性は運転する楽しみを捨てて得られたものなのか、そのあたりを検証したい。

 

意匠と技術 ▶ 内装 ▶ 走り ▶ 使い勝手 ▶ 乗り味 ▶ 購入と維持 ▶ スペック ▶ 結論

 
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