初試乗 ボルボV60クロスカントリー タフなハンサム 雪上でテスト

公開 : 2019.02.15 10:10  更新 : 2019.03.05 17:23

どんな感じ?

コンフォート寄りでも不足ない瞬発力

ボルボV60クロスカントリーの車高は60mm上げられ、サスペンションはゆったりとした走行を主眼に、コンフォート方向に設定が変更されている。四輪駆動が標準で、オフロード走行時の傷に備えるべく、堅牢そうな樹脂製のフェンダーモールや、サイドシル・カバーなどが追加されている。大きな氷が路肩に並んだ道でも、心配はいらなそうだ。

英国の場合、当面はD4と呼ばれる2.0ℓの直列4気筒ディーゼル・ターボエンジンを搭載したグレードのみがラインナップされることになり、価格は3万8270ポンド(543万円)から。しかし今回ご紹介するクルマは、T5と呼ばれるガソリン・ターボエンジンで、まだ確定はしていないものの、2019年の後半には英国市場にも投入される予定だという。まだ正式な発売時期などは未定だ。

このT5のエンジンの最高出力は250ps/5500rpm、最大トルクは35.6kg-m/1800-4800rpmとなっており、低回転域から太いトルクを発生させる。0-100km/h加速に要する時間は、ボルボの発表では6.8秒で、家族向けのエステートとしては悪くないダッシュ力を備えている。

だが、今回われわれがV60クロスカントリーをテストした場所は、北極圏のすぐ南、一面が雪で覆われたスウェーデンのラップランド。この環境では、ボルボが主張する動力性能を確認することは難しかった。

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