海外試乗

2019.06.21

初試乗 フェラーリ488ピスタ・スパイダー 100kg増 NAの甲高い咆哮が懐かしい

フェラーリ488ピスタ・スパイダー

テスト日 : 2019年6月5日

価格 : 28万7850ポンド(4173万円)

文・マット・プライヤー 

どんな感じ?

フォールディング・ルーフでピスタの軽量化分を相殺

488ピスタのクーペボディは、標準の488GTBと比較して90kgほど軽量に仕上がっている。つまり標準の488GTBと並べると、488ピスタ・スパイダーのハードトップの重量増はほぼ相殺できることになる。以前われわれのテストで、488GTBのガソリンを満タンにした状態で車重を計測した際は、1555kgという数値だったから、このスパイダーもほぼ同値だと考えていいだろう。

3.9ℓのツインターボV8エンジンと、デュアルクラッチATに加えて、フォールディング・ルーフの機構を背負っていることを考えれば、充分に健闘している数字だと思う。

基本的にシャシーやドライブトレインなどクルマの特徴的な部分で、488ピスタ・クーペとの相違はない。しかし、ミドシップのエキゾチックなスーパーカーながら、トヨタGT86の限界領域で感じさせてくれる興奮と、同じ程度にまで穏やかになっている、というのはいい過ぎか。最高速度339km/hでコーナリングスピードも恐怖を感じるほどに速いが、とても親しみやすいクルマでもある。

原因は必然的に重くなった車重。しかも重心高の高いところに背負っていることが大きい。例えるなら、スポーツバイクに乗っていながら、重いリュックサックを背負っているようなもの。488ピスタ特有の尖った性格は感じ取れるが、どこか鈍くなった印象がある。

 
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