試乗記

2019.06.25

長期テスト アルファ・ロメオ・ジュリア(最終回) 真のスポーツカー

アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ

タイヤ変更もあり 一途に愛してしまうクルマ

われわれの経験から言えることは、アルファディーラーは(少なくともある程度は)世間で言われているほど悪くはないということだ。タイヤを交換してもらったが、サービスは一級品だった。ディーラーネットワークによって善し悪しがあるらしい。

8000kmにも満たない距離でピレリPゼロ・コルサ(セットで1300ポンド近く、18万9000円)を交換することになったのは、QVがそういう類いのクルマだということだろう。特にフロントの減りは激しい。注意深いオーナーならワンセットを1万6000km近く持たせることも可能だろうが、タイヤや減価償却、燃費の悪さでランニングコストはうなぎ登りだろう。

コルサは寒冷期のグリップは期待できない。気温が一桁になったらおとなしくウィンタータイヤの恩恵に預かった方が賢明だろう。中にはコルサからミシュラン・パイロットスポーツ4に変えたオーナーもいるようで、素晴らしいパフォーマンスを見せるほか、超低速域でハンドルを目一杯切るとタイヤがスキップしてしまう気になる挙動も収まるらしい。

このようにジュリアには欠点もあるが、いずれも購入を踏みとどまるようなものではない。アルファの作ったスーパーサルーンは魅力あふれるモデルだ。もしわたしがこの手のクルマの購入を考えるなら、他の存在を考慮に入れることはないだろう。それだけこのクルマを愛してしまったと言うことだ。

好きなトコロ

美しいルックス

デザインはアルファ・ロメオのデザインセンターによるもの。なまめかしい魅力を備える。

驚愕のハンドリング

安定性と俊敏性を両立したハンドリングは、真のスポーツカーそのものだ。

快適な乗り心地

ドライビングモードとは独立してダンパーを柔らかく設定できるのは素晴らしい。驚くほどしなやかな足回りだ。

しびれるようなパフォーマンス

このクルマはあまりにも速く、高過給エンジンながらスロットルレスポンスは驚くほど俊敏だ。

嫌いなトコロ

車高の低さ

低いノーズは頻繁に地面をこすってしまう。

 
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