2019年を占う テスラ、危機を脱するのか? モデル3の活躍に期待

公開 : 2019.01.19 17:10

テスラは昨年モデル3の生産遅延問題や、株式非公開化に関するイーロン・マスクCEOの発言など多くの問題を抱え、そのバブルが崩壊したかのように思われました。しかし、モデル3の生産が軌道に乗ったことにより、再びその評価が高まっています。

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まさに「ゲームチェンジャー」
クルマとしても素晴らしい
パフォーマンス仕様も追加へ
番外編:まもなく登場 期待の新型韓国車

まさに「ゲームチェンジャー」

この12カ月間にわたり、テスラのバブルの崩壊が起きたといえるだろう。その象徴的な出来事としてモデル3の生産遅延問題や、イーロン・マスクが株式非公開化を示唆したことなどがあげられる。マスク自身も裁判の被告となった。

しかしテスラが生産問題を解消して以来、モデル3は米国における販売台数トップ10(トラックやSUVを除く)に入っている。そして社外取締役を新たに指名した。結果的に、テスラの評価はさらに高まったのだ。米国におけるテスラの時価総額は620億ドル(6兆7491億円)にのぼっている。一方フォードは「たったの」384億ドル(4兆1800億円)だ。

「ゲームチェンジャー」という表現は航続距離が長いEVにしばしば使い回されている。しかしテスラ・モデル3に関して言えば、このフレーズが非常にしっくりくる。サルーンのモデルSや大型SUVのモデルXなどとはことなり、モデル3は欧州でも適切なサイズかつ価格も安価でより大衆向けになっている。

モデル3の欧州初期導入車両は、当初公表された3万ポンド(416万円)という衝撃の価格のグレードではない。BMW M340i xドライブへの回答として用意された、350psのデュアルモーターを搭載するロングレンジ仕様だ。これには4万6500ポンド(645万円)の値札が付けられている。

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