【本物のブリティッシュ・スポーツ】MGミジェット 英国版中古車ガイド

2020.06.04

サマリー

環境への負荷も小さい、楽しさが詰まったコンパクトな英国製クラシック・ロードスター。本物のブリティッシュ・スポーツカーである以上、それなりの注意も必要ではあります。英国編集部が、詳しく解説します。

もくじ

英国で長年愛されてきた手頃なロードスター
メカニズムの状態よりボディのサビに注意
不具合を起こしやすいポイント
専門家の意見を聞いてみる
知っておくべきこと
いくら払うべき?
英国で掘り出し物を発見

英国で長年愛されてきた手頃なロードスター

text:John Evans(ジョン・エバンス)
translation:KENJI Nakajima(中嶋健治)

 
もしマツダ・ロードスターが日本車的すぎて、初代ロータス・エリーゼの価格に納得できないのなら、MGミジェットを選んでみてはいかがだろう。

1961年から1979年まで生産された2シーターのロードスターは、英国では予算に限られたエンスージァストから長年支持されている。状態の良い、クロームメッキ・バンパーのミジェットが、英国なら7000ポンド(92万円)あれば手に入る。

MGミジェット(1961年〜1979年)
MGミジェット(1961年〜1979年)

最高の状態なら1万ポンド(132万円)を軽く越えるが、そんなクルマは珍しい。しかもミジェットの価格は、今後も落ちることはないだろう。

一方で維持費はケチられ、サビをごまかすように分厚く塗装されたボディも多い。殆どのクルマは、年式相応にくたびれているし、用いられている部品も不確かだ。

実際、見た目は1960年代の状態の良いミジェットだったが、年式違いのグリルとバンパーを装備している中古車もあった。怪しいクルマを見分けるためにも、下調べは重要だ。

そんなミジェットだが、初代Mk1が登場したのは1961年。948ccの小さなAシリーズと呼ばれる4気筒エンジンを搭載していた。1年後、1098ccへと排気量は拡大する。

1963年には、エンジンのメインベアリングが強化。フロントブレーキが、ドラムからディスクへとアップデートされている。

続く1964年、初めてのフェイスリフトを受け、Mk2へと進化。若干パワーアップし、半楕円形のリーフスプリングをリアに採用。乗り心地が向上し、インテリアも改良された。

 
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