2019年上半期、輸入車の登録台数が前年割れ 何年ぶり? 「2019年6月に売れたインポートカー」

2019.07.08

100字サマリー

インポートカーの販売台数クイズです。2019年1月〜6月は、輸入車の新規登録台数が前年同期比でマイナス1.8%の前年割れ。何年ぶりか分かりますか?

Q:2019年上半期の外国メーカー車の新規登録台数、前年同期比1.8%減(14万9010台) 前年割れは何年ぶり?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

 

A:リーマンショックの影響で販売が落ち込んだ2009年上半期以来、実に10年ぶり。

トップ5の常連ブランドのうち、プラスを記録したのはBMWのみ(前年同期比+2台)で、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、BMWミニ、アウディはすべてマイナスとなった。

好成績を記録した昨年上半期からの反動減、さらに一部ブランドで発生した需給ギャップなどが、前年割れの主要因。それでも1.8%の微減にとどまったのは、ボルボやジープ、プジョー、ルノー、フィアット、ランドローバー、ジャガーなどの中堅ブランドが健闘し、前年超えを達成したからだ。

外国メーカー車の新規登録台数 2カ月連続で前年割れ

日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた2019年6月の外国メーカー車の新規登録台数は、前年同月比1.8%減の3万1216台と2カ月連続でのマイナスとなった。さらに、日本メーカー車含でも同3.3%減の3万5676台と、4カ月連続で前年実績を下回る。

この結果、2019年上半期(1月〜6月)の外国メーカー車の新規登録台数は前年同期比1.8%減の14万9010台となり、リーマンショックの影響で販売が落ち込んだ2009年上半期以来、実に10年ぶりの前年割れ。日本メーカー車含でも、同3.5%減の17万6125台とマイナスに落ち込んだ。

6月の輸入車市場の動きについてJAIA関係者は、「6月の外国メーカー車の新車販売は、ドイツ4強のうち3ブランドがマイナスに落ち込み、しかも前年6月が非常に高いレベルの登録台数を記録していたことから、前年割れとなってしまった。また、日本メーカー車は新型車効果が薄れたこともあって同12.6%減の4460台と4カ月連続でのマイナスとなり、全体では同3.3%減の3万5676台と4カ月連続で前年実績を下回った。一方、中堅ブランドの販売は堅調。とくにフランス車やジープ車などが好成績を達成している。クルマとしてはSUVやディーゼル車の人気が依然として高く、加えてハイブリッドモデルも販売台数を伸ばしている。価格帯別では、400万円以上1000万円未満のクラスがとくに好調」と解説する。

2019年の上半期に関しては、「前年の上半期が非常に高水準の成績を記録していただけに、今年はその反動減が出て、2009年上半期以来の前年割れとなった。トップ5の常連ブランドのうち、プラスを記録したのがBMWのみ(前年同期比+2台)にとどまったこと、一部ブランドで需給ギャップが長引いたことなども、成績を落とした要因。ただし、中堅ブランドの健闘もあって、数字自体はそれほど悪いものではなく、登録車全体に占める外国メーカー車のシェアも高いレベルをキープしている」と指摘した。

今後の展開については、「輸入車マーケット全体としての受注状況は、底堅く推移している。また、夏から秋にかけて販売台数を伸ばしそうな新型車や特別仕様車が各ブランドから鋭意発売される予定なので、これらがどれくらい台数を伸ばすかが今後の注目ポイントとなるだろう。10月に実施予定の消費税アップに対する駆け込み需要は、現時点ではあまり見られていない。前回のアップ時(2014年4月)では、3カ月くらい前には販売台数が大きな伸びを記録していただけに、今後の動きが気になるところ。とりあえず、各ブランドとも税率アップ前に新型車および特別仕様車の予約受注を行ったり、新しい販売キャンペーンを展開するなど、いろいろと対策を施しているようだ。一方、世界的な景況感の悪化や貿易摩擦などによって市場の消費意欲がどうなるかは懸念材料」と示唆した。

 
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