初代トヨタ・セリカの姿も ずらりと並ぶ廃車に残された「物語」 40選(前編) 米国屈指のスケール【ジャンクヤード探訪記】
公開 : 2026.04.26 11:05
米国の巨大ジャンクヤードを巡り、スクラップ同然のクルマにレンズを向ける探訪記シリーズ。今回は、乾燥したコロラド州の大平原で見つけた数千台の車両の中から、特に興味深い日米欧のクラシックカーを紹介します。
もくじ
ー日米欧のクラシックカーが数千台
ーハドソン・ホーネット - 1953年
ーオールズモビル・デルタ88 - 1977年
ーキャデラック・カレー - 1966年
ーアウディ4000
ートヨタ・セリカ - 1975年
ーAMCグレムリン
ービュイック・スペシャル - 1958年
ーシボレー・デラックス・ワゴン - 1951年
ーキャデラック・カテラ - 1996年
ーシボレー・セレブリティ
ービュイック・エレクトラ225 - 1974年
ーAMCスピリット
日米欧のクラシックカーが数千台
米コロラド州ラマーという地域にあるジャンクヤード『ウォラー・オートパーツ(Woller Auto Parts)』は、1968年にささやかな板金修理工場として創業した。それから徐々に規模を拡大し、現在は米国西部でも屈指の異彩を放つ廃車置き場となっている。敷地は約80エーカーの草原に広がり、広大な空の下に何千台ものクルマやトラックが並んでいる。塗装は数十年浴び続けた日差しで色あせているが、乾燥した気候のおかげで金属部分は驚くほど綺麗なまま残っていることが多い。
そのすべてを支えているのは、創業者のドン・ウォラーさんだ。彼は生粋のクルマ好きで、ミシガン州のスクラップヤードを駆け回りながら育ち、チャンスを求めて西へと旅立った。そして半世紀以上が経った今も、ウォラー・オートパーツは世界中のクラシックカー愛好家に部品を供給し続けている。今回はほこりまみれの列の中に隠された、素晴らしい車両の数々をご紹介しよう。

(翻訳者注:同ジャンクヤード、ウォラー・オートパーツに関する特集としては第2弾となります。第1弾の記事『乾燥した大平原で見つけた日米欧の廃車 40選』もあわせてお楽しみください。)
ハドソン・ホーネット – 1953年
ウォラー・オートパーツを散策する楽しみの1つは、ほぼすべての車両に物語があり、創業者ドン・ウォラーさんがそのほとんどを把握していることだ。ここに並ぶ車両の多くは彼自身のプライベートコレクションとして購入されたものであり、その来歴が謎に包まれていることはめったにない。
例えば、こちらの1953年式ハドソン・ホーネット。直列6気筒のフラットヘッドエンジンと人気の高い純正ツインキャブレター、オートマティック・トランスミッションを備えている。時の経過は容赦なく、昔行われた再塗装や内装の張り替えの痕跡が残っているが、その出来栄えはお世辞にも模範的とは言えないレベルだ。この個体はレストア用の「プロジェクトカー」として販売されており、スペアのロッカーパネルが2枚付属している。

さらにその奥には、もう1つの逸品が、1952年式ハドソン・ワスプがある。極めて状態が良く、背景にひっそりと佇んでいる。
オールズモビル・デルタ88 – 1977年
この1977年式オールズモビル・デルタ88の2ドア・クーペは、ウォラー・オートパーツのウェブサイトではプロジェクトカーとして掲載されていないのだが、部品取りにするにはあまりにも状態が良すぎるため、間違いなくレストア対象とするべきだろう。
車体をざっと見て回ったところ、部品がほぼ完全に揃っているだけでなく、気持ちいいほど綺麗であることも確認できた。























