女王を記念した新世代のフラッグシップ ヒルマン・ミンクス・カリフォルニアン(1) ツヤツヤ塗装に合成皮革の香り
公開 : 2026.10.04 17:45
カリフォルニアンは新世代のフラッグシップ
ミンクス・フェイズIIIのボディタイプは、当初サルーンとコンバーチブル、エステート(ステーションワゴン)の3種類。16インチと大きなホイールにコラムシフトを採用し、当時のイラストによれば、細身の大人なら6名乗ることも可能だった。
丸みを帯びたシルエットは、当時の英国車として、目立つ部分はなかったといえる。それでも、当時のグレートブリテン島で暮らす人の殆どは、まだ自家用車を持っていなかった。現実的に購入できたのは、戦前に開発されたクルマ程度だった。

そんな中で、新ボディのミンクス・フェイズIIIは、ショールームを訪れた人の注目を奪ったはず。スタイリングのモチーフは、1949年式のアメリカ車、プリマス。ボディはツヤツヤに塗装され、キャビンには合成皮革の香りが充満していた。
コピーライターが「国際的で刺激的な優雅さ」と主張した、フェイズVIのカリフォルニアンは、新しいフロントグリルを得て1953年に登場。ミンクス誕生21周年とエリザベス女王の戴冠式を記念し改良を受けた、新世代のフラッグシップにあった。
この続きは、ヒルマン・ミンクス・カリフォルニアン(2)にて。























































































































































