2000年に生産を終えた『クラシック』と、2001年に生産が始まった『ニュー』 ローバー・ミニ・クーパーとミニ・クーパー(1) ギャップは1年だけ

公開 : 2026.10.10 17:45

フォグランプでラリー感が強められた姿

クーパー・スポーツでは、人気オプションのスポーツ・パッケージが標準装備。ドライビングライトとフォグライト、クローム・スポーツエグゾースト・パイプ、オーバーフェンダー、追加メーターなどで、ラリー感が強められていた。

塗装色は、ブラックへ近いアンスラサイトに、ソーラー・レッド、タヒチ・ブルー、ブリティッシュ・レーシング・グリーンの4色から選べ、ルーフはすべてプラチナ・シルバー。アルミホイールは13インチのミニライト風で、175/50のタイヤが組まれた。

ローバー・ミニ・クーパー・スポーツ(2000年/英国仕様)
ローバー・ミニ・クーパー・スポーツ(2000年/英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

お値段は、通常のミニ MkVII クーパーが8995ポンドだったのに対し、クーパー・スポーツは1万895ポンド。クーパー・スポーツ500は、更に100ポンド高かった。そのかわり、キャップやフリース、Tシャツなど、特典アイテムも付帯したが。

価格としては、最高出力91psを誇った、同時期のシトロエン・サクソ VTRとほぼ同じ。2026年には、随分お安く思えてしまう。

他では得られない特別な体験へ浸れる

ソーラー・レッドのクーパー・スポーツを維持するのは、アリステア・サマービル氏。2000年5月にラインオフした1台を、2025年5月に手に入れたばかりで、年代的にMkVIIへ深い想い入れがあると明かす。「ある種の病気ですね」と認める。

ミニへ久しぶりに乗ると、他では得られない、特別な体験へ浸れると再確認する。年式での違いも小さくないが、後期型は着座位置が高く、ステアリングホイールは大きい。製造品質は、想像の遥か上。ダッシュボードの存在感が強く、少し窮屈に思える。

ローバー・ミニ・クーパー・スポーツ(2000年/英国仕様)
ローバー・ミニ・クーパー・スポーツ(2000年/英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

インジェクション化されたAシリーズは、即座に始動。年式の割に走行距離は短く、エンジンは非常に扱いやすい。中域では小気味良く反応し、クラッチもつなぎやすい。

この続きは、ローバー・ミニ・クーパーとミニ・クーパー(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アントニー・イングラム

    Antony Ingram

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ローバー・ミニ・クーパーとミニ・クーパーの前後関係

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