ロシアの自動車産業はどう変化したか(前編) 揺るがぬラーダ人気 西側諸国の撤退と中国の台頭
公開 : 2026.10.01 17:05
欧米メーカーと入れ替わりで急伸する中国
ウクライナへの侵攻開始により、その状況は劇的に変化した。グローバルデータ社の自動車プロジェクトマネージャー、ヴィヴェック・クマール氏は、欧米メーカーがロシア市場から撤退し、サプライチェーンの混乱が深刻化して生産が妨げられたと指摘する。2022年、自動車販売台数はわずか62万9922台にまで急落した。
英国のシンクタンクである王立防衛安全保障研究所(RUSI)の研究員で、ロシア専門家のチャールズ・ヘッカー氏は、外国メーカーの撤退により、ロシアの自動車産業は「極めて脆弱な状態」に陥ったと述べている。

「サプライチェーンが崩壊したため、生産量は大幅に減少しました。ロシア国内に投資を行っていた外国の自動車メーカーはすべて撤退したのです」とヘッカー氏は言う。
それ以来、ロシアの自動車市場における中国のシェアが急上昇している。2019年にはわずか2.5%に過ぎなかったが、2025年までに54.3%にまで上昇。その主な受益者は、チェリー(奇瑞汽車)、長城汽車(GWM)、ジーリー(吉利汽車)、そしてベルジー(Belgee、ジーリー系)、テネット(Tenet、チェリー系)、エヴォリュート(Evolute、東風汽車系)、モスクヴィッチ(Moskvitch、JAC系)といった現地の合弁企業だ。
(翻訳者注釈:この記事は「後編」へ続きます)





















































