アウディの高性能ワゴンから洗練されたホンダ・シビックまで 2026年欧州版 最も注目すべきハイブリッド車 10選(後編)

公開 : 2026.10.01 11:50

デザイン、走行性能、実用性など、さまざまな観点からAUTOCAR UK編集部イチオシの「ハイブリッド車」を10台紹介します。電動化が進む現代において、手頃な価格と低排出ガスを実現する人気の選択肢となっています。

7. アウディRS5

デザイン:9点 インテリア:6点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:8点
長所:新しいリアアクスル技術により、並外れて俊敏 必要な時は速く、それ以外の時は洗練されている 実用的なEV航続距離と十分な燃費
短所:PHEVは技術的に妥協点があり、2.3トンという車重は非常に重い トランクと燃料タンクの容量が期待より小さい インテリアの素材品質は以前のアウディに及ばない
最大の特徴:ドライビングの楽しさ

俊敏で活気にあふれ、運転が楽しい。アウディ初のプラグインハイブリッドRSモデルであるRS5は、重い車両重量を抱えながらも、高性能のセダンとステーションワゴンがEV時代においても輝けることを証明した1台だ。

7. アウディRS5
7. アウディRS5

実際、セダンの車重は2355kg(ステーションワゴンは2370kg)に達するが、巧妙なリアアクスル・トルクベクタリングと精密なステアリングのおかげで、RS5は機敏でレスポンスの良い、四輪駆動スーパーカーのようなリアバイアスなハンドリングを実現している。

「コンディションの良い道路では、非常にエキサイティングなドライバーズカーとなる」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

2.9L V6エンジンと電気モーターを組み合わせ、合計出力639psを発生させるRS5は、0-100km/h加速をわずか3.6秒でこなす。また、電気のみでの航続距離は最大80kmを謳っている。

ハードに走らせると、コーナーでその重量を感じ始めるだろう。一方、ペースを落とせば、快適で実用的な、気さくな高性能セダンとなる。ただし、ステーションワゴン(アバント)のトランク容量は361Lと、M3ツーリング(500L)ほど広くはない。

それでも、RS5は日常的な使い勝手の良さを刺激的なパフォーマンスと巧みに融合させた、印象深いPHEVである。

こんな人にはおすすめ
・爆発的な加速とクワトロシステム、そして実用的な電気航続距離を求める場合
・シャープなルックスの高性能セダン/ワゴンで、維持費が安いクルマを求める場合

こんな人には不向き
・軽量で純粋なスポーツカーを探している人。ハイブリッドシステムにより重量がかなり嵩んでいる
・トランク容量を犠牲にせずに高性能車を手に入れたい人

8. レンジローバー・スポーツP460e

デザイン:8点 インテリア:9点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:9点 コスト:7点
長所:メカニカルの卓越した洗練さと、低速域での高級感 非常に幅広いダイナミック性能 同クラスで比類なき電気航続距離
短所:一部のライバル車より価格が15~20%高い エクステリアデザインは、やや気取った印象を与えるかもしれない SVバージョンは特に高価
最大の特徴:ラグジュアリーな魅力

レンジローバー・スポーツは、高級SUVに期待されるすべての要素を備えている。実用的で、非常に多用途で、滑らかで洗練されており、運転の楽しさも抜群だ。

8. レンジローバー・スポーツP460e
8. レンジローバー・スポーツP460e

PHEVモデルのP460eは、31.8kWh(実用容量)の大容量バッテリーにより燃費効率を高めており、電気航続距離は122kmと優れている。これは競合車であるBMW X5 xドライブ50e(103km)を上回る数値だ。

「ステアリングの重さ、反応速度、感触の緻密なチューニングに加え、しなやかでありながら驚くほど引き締まった洗練されたダンピングが、このクルマの最大の魅力だ」
――マット・ソーンダース(ロードテスト編集者)

P460eの車両重量は2660kgにも及ぶが、それでもSUVとしてはかなり俊敏だ。3.0L直列6気筒エンジンと218psの電気モーターを組み合わせた総出力は460psに達し、0-97km/h加速は5.5秒を切る。

もちろん、高級車であるためは安くない。英国価格は9万310ポンド(約1890万円)から。しかし、これほどの快適性、洗練性、そしてシームレスな走行性能を兼ね備えたPHEV SUVはほとんどない。

こんな人にはおすすめ
・豪華な室内空間、本格的なオフロード性能、そして長い電気航続距離を求めている場合
・税金が比較的安くなる高級SUVを求めている場合

こんな人には不向き
・都市部の狭い立体駐車場や細い通りを毎日運転するのが面倒な場合
・高額な価格設定と保険料が重なり、予算を超えてしまう場合

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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