フェイスリフトでID.4から改称へ フォルクスワーゲン IDティグアン 主張を増す見た目に広がる車内 第一印象でも感じる確かな進化
公開 : 2026.10.05 18:05
フェイスリフトで、フォルクスワーゲンID.4は「IDティグアン」へ改称されますが、UK編集部が試作車への試乗を許されました。44mm伸びる全長で広がる車内に、主張を増す見た目。全体的に確かな進化を感じる第一印象です。
もくじ
ーフェイスリフトで「IDティグアン」へ改称
ー44mm伸びる全長で広がる車内空間
ー標準ダンパーでも従来より洗練された乗り心地
ー全体的に確かな進化を感じる第一印象
ーフォルクスワーゲン IDティグアン 77kWh(プロトタイプ)のスペック
フェイスリフトで「IDティグアン」へ改称
2020年の発売以来、好調に売れてきたフォルクスワーゲンID.4は、フェイスリフトに合わせて「IDティグアン」へ名称が改められるという。見た目も、エンジン版へ寄せられるそうだ。登場はまだ数か月先だが、AUTOCARは今回、試作車への試乗機会を得た。
ただし、駆動用バッテリーの容量は、現行のID.4から変わらず。エントリーグレードで58kWh、プロとプロ 4モーションでは77.0kWhとなる。駆動用モーターも、シングルが190psか286ps、ツインで300psという構成で引き継がれる。

航続距離は仕様によるが、450kmから600km。テスラ・モデルYとの差を、大きく縮めている。改良版のMEB+プラットフォームを得たことで、ブレーキ付きトレーラーの牽引能力は2.0tへ増えてもいる。
44mm伸びる全長で広がる車内空間
よく見かける存在でも、目立つ存在とはいえなかったID.4。試乗車は偽装ラッピングされていたが、IDティグアンではヘッドライトが細くなり、テールライトは従来的なデザインになる。主張を増しつつ、ディティール的にはIDポロとの共通性も得るという。
正式発表前なためインテリアも隠されていたが、人間工学に基づいたデザインは変わらず。ステアリングホイール上だけでなく、エアコンにも物理スイッチが復活する。

後席や荷室を観察した限り、全長が44mm伸びた効果として、空間は広がっている様子。エンジン版ティグアンとは異なり、後席は前後へスライドしないが、明らかに余裕は増えている。ID.4にはなかったが、フロントにも収納は得るだろうか。
タッチモニターのシステムも、MEB+へ準じ高速化されるはず。クラス最高峰のインテリアになる可能性は、充分あるだろう。
標準ダンパーでも従来より洗練された乗り心地
試乗車は286psのシングルモーターで、パワーはID.4と変わらずとも出だしは鋭く、0-100km/h加速は7.0秒以下。回生ブレーキは効きを調整でき、ワンペダルドライブに対応する。ツインモーターの四輪駆動版は、相当に力強い速度上昇を見せるだろう。
サスペンションは、快適性を重視したダンパーとブッシュを獲得。近年の荒れ気味なアスファルトを鑑みれば、うれしい改良といえる。オーストリアでの試乗だったが、穏やかな揺れで従来より洗練された乗り心地にあった。大径の21インチ・ホイールでも。

可変ダンパーを得るダイナミック・シャシー・コントロール(DCC)はオプションだが、標準のダンパーでも、ID.4より快適だといっていい。サスペンションの改良で、静寂性も改善したという。
またMEB+プラットフォームの採用で、操縦性と安定性も向上したと主張される。今回は高い速度域まで試せなかったが、ステアリングの反応は僅かにシャープになったようだ。可変レシオに、チューニングを受けたのだろう。




















































































































