新型アウディA2 eトロン、今度こそ時代が追いついた?【クロプリー英国版編集長コラム/クルマ漬けの毎日から】

公開 : 2026.09.28 11:45

新型アウディA2 eトロンが欧州で発表されました。初代A2(1999~2005年)の思想は、新型を通してようやく実を結びそうな予感。本国版AUTOCAR編集長スティーブ・クロプリーによるコラムです。

『A2』の名、ついに復活!

初代アウディA2を所有する同僚のマット・プライヤーに触発されて、新型アウディA2 eトロンの全貌を知ることをとても楽しみにしている。

新型はおよそ四半世紀前に誕生したハッチバックの『A2』の名前と市場ポジションを受け継ぎ、イギリスでは来年初め頃に納車が開始される。

新型アウディA2 eトロン(手前)と初代アウディA2(奥)
新型アウディA2 eトロン(手前)と初代アウディA2(奥)

これまでのところ、AUTOCARは偽装したプロトタイプを運転し、完成車も見ているが、その両方を同じタイミングで行なったわけではない。

それで私たち編集部は、イギリスの道路で新型アウディA2 eトロンを取材し、試乗できる日を首を長くして待っている。

初代は正しかった!?

ところで私は、ジャーナリストのキース・アダムズの洞察力に満ちた見解に感心している。

彼はかつて初代A2を所有していた。

新型アウディA2 eトロン
新型アウディA2 eトロン

アダムズのそのコメントをここに紹介しよう。

「初代A2は何年もの間、正しく理解されない不遇の時代を過ごした。だが、その後再評価が進み、かつては売るのを難しくしていたその特徴こそが、いつしか熱狂的なファンを惹きつける魅力へと変わっていった。言ってみれば新型は、初代が背後にどっしりと立ちながら『ほら、私が正しかったでしょう?』と語りかけてくるかのようなタイミングで登場するのだ」

アウディのラインナップで最小EVとなる新型A2 eトロンは、先代のような「買い手を見つける苦労」とは無縁になりそうだが、さて、どうなるだろうか。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    役職:編集長
    50年にわたりクルマのテストと執筆に携わり、その半分以上の期間を、1895年創刊の世界最古の自動車専門誌AUTOCARの編集長として過ごしてきた。豪州でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、英国に移住してからもさまざまな媒体で活動。自身で創刊した自動車雑誌が出版社の目にとまり、AUTOCARと合流することに。コベントリー大学の客員教授や英国自動車博物館の理事も務める。クルマと自動車業界を愛してやまない。
  • 翻訳

    小島薫

    Kaoru Kojima

    ドイツ自動車メーカーの日本法人に在籍し、オーナーズマニュアルの制作を担当。その後フリーランスで翻訳をはじめる。クルマはハッチバックを10台以上乗り継ぎ、現在はクーペを楽しんでいる。趣味はピアノ。

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