祝40周年!カロッツェリアの足跡を振り返る(後編)ニーズに合わせて進化を続ける【浜先秀彰の絶対的カーグッズ!第24回】
公開 : 2026.10.07 12:05
近未来を感じさせたサイバーナビならではの機能
ハイエンドカーナビに位置づけられる『サイバーナビ』は、先進性が売りのシリーズ。それだけに、フルモデルチェンジとともに驚きの機能が採用されていることも少なくありませんでした。
2012年のサイバーナビ『AVIC-VH99HUD』は、世界初のAR HUDユニットを搭載し、ルートガイド情報を前方の風景に重ねるようにヘッドアップディスプレイに映し出すことができました。

これは単に見た目にインパクトがあるというのではなく、ドライバーが前方から視線をそらすことなく情報を得られるという、安全性に配慮したものでした。
画期的な機能といえましたが、高価だったことや、メリットがわかりにくかったことなどから、ユーザーには広く受け入れられずに間もなく姿を消しました。
ディスプレイオーディオをいち早く投入
2010年代の中盤になるとスマホの利用者が急増し、カーナビやカーオーディオではBluetoothオーディオで音楽再生を楽しむユーザーも増えてきました。
アップルでは2014年に、車載機器でアイフォンを安全便利に使える機能としてカープレイを発表。カロッツェリアは、同年いち早くカープレイに対応するディスプレイオーディオ『SPH-DA700』をリリースしました。

カロッツェリアのディスプレイオーディオの系譜は現在も続き、進化を遂げています。
通信機能が使い放題になるエンタメカーナビが登場
カロッツェリアは、他社に先駆けて通信機能を採用し、スマートループ情報など『通信』を活用した独自機能も数多く持つブランド。
2010年代も後半になると、サイバーナビ、楽ナビともに内蔵の独自データに通信で得られる最新データを組み合わせることで、より高度なルートガイドを実現していました。

そして、2019年に登場のサイバーナビ『AVIC-CQ910-DC』などのモデルでは、市販カーナビとして初となる車内向けインターネットサービス『ドコモ・イン・カーコネクト』に対応。インターネットが欠かせないという時代背景に合わせ、サイバーナビをWi-Fiスポットとして使える、今までにない機能を盛り込みました。
通信モジュールによって最新情報をナビに取り込んだり、エンタメを充実させられるだけでなく、車内に持ち込んだスマホやタブレット端末、通信ゲーム機などネットワーク機器が定額で使い放題になるのです。
これは、アイデア次第では使い勝手が大きく広がり、アマゾン・ファイアTVスティックを組み合わせれば、人気の動画コンテンツをいつでもどこでも存分に楽しめます。


